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韓国 アジア最終予選“最弱”レバノンに本拠で辛勝 エース孫興民欠場で決定力不足を露呈

[ 2021年9月7日 22:21 ]

W杯アジア最終予選A組   韓国1―0レバノン ( 2021年9月7日    韓国・水原 )

<W杯アジア最終予選 韓国・レバノン>後半、先制ゴールを決め喜ぶ韓国代表MFクォン・チャンフン(右)(ロイター)

 男子サッカーのW杯カタール大会アジア最終予選第2戦が7日、各地で行われ、A組ではFIFAランク36位の韓国代表がホームで同ランク98位のレバノン代表と対戦。エースのトットナムFW孫興民(ソン・フンミン=29)をふくらはぎの負傷で欠き、競り合う展開の中で後半13分から出場したMFクォン・チャンフン(27)が2分後に決勝点。1―0で逃げ切り同予選初勝利を飾り、勝ち点を4に伸ばした。

 初戦、ホームでイラクと引き分けた韓国はDF金英権(キム・ヨングォン=G大阪)やGK金承奎(キム・スンギュ=柏)らJリーグ勢が2戦連続でスタメン入り。元G大阪でフランス1部ボルドーでプレーするFW黄義助(ファン・ウィジョ)は東京五輪にも出場していた疲労を考慮されベンチスタートとなった。

 試合は前半から韓国が押し込み13本のシュートを放つも無得点。0―0のまま後半へと折り返すと、途中出場のMFクォン・チャンフン(水原)が先制ゴール。後半15分、直後に投入されたばかりのMFクォン・チャンフンが左サイドからのグラウンダーのクロスに飛び込みダイレクトで左足一閃。強烈なシュートを相手GKは防ぎきれず、待望の先制点が生まれた。

 その後、何度も追加点のチャンスがあったが決めきれず。最終予選出場12チーム中、最もFIFAランクの低い相手にホームで苦戦を強いられてたが、何とか勝ち点3を獲得。W杯出場へ向けホームでの開幕2連戦を1勝1分けの勝ち点4とまずまずのスタートを切ったが、エース不在での決定力不足を露呈した。

 アジア最終予選は12チームを2組に分けてホーム&アウェー方式で来年3月まで行われ、各組2位までがW杯出場権を獲得。各組3位同士の勝者が大陸間プレーオフに回る。

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