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パラ5人制サッカー 日本、ブラジルに完敗 高田監督「やっぱり強かった」

[ 2021年8月30日 13:44 ]

東京パラリンピック・5人制サッカー ( 2021年8月30日    青海アーバンスポーツパーク )

<男子予選グループA ブラジル・日本>前半、ブラジル・アウベス(中央9)の突破を止められない日本(撮影・光山 貴大)
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 初出場で世界ランク12位の日本は大会4連覇中で同2位のブラジルに0―4で敗れた。日本は1勝1敗の勝ち点3。あす31日に対戦する中国(1勝1敗、勝ち点3)に引き分け以上で準決勝進出が決定する。

 王者が繰り出す猛攻を必死に耐えるしかなかった。シュート数はブラジルの21本に対し、日本は1。得点以上の差を痛感した。高田敏志監督は「相手をリスペクトしすぎた。やっぱりブラジルは強かった」と完敗を認めた。

 日本の4人が一斉にボールホルダーへプレスを掛けるが、ブラジルは包囲網をいとも簡単に切り裂くと前半5分、メンデスが右から切れ込んで先制ゴール。後半はダ・シルバがドリブルで3人をかわしてゴールなど多彩な攻撃で日本を翻弄(ほんろう)した。日本チーム唯一のシュートを放った園部優月(17=free bird mejirodai)は「角度はなくなったが、昨日よりゴールに近付けた。キーパーにボールを当てることはできた。明日は枠内に決めるだけ」と振り返った。

 日本は敗れたものの、準決勝進出の可能性が高まった。日本の得失点差は0、中国はマイナス2。勝ち点で並ぶ中国戦で引き分けなら得失点差で日本が突破することができる。

 ただ、日本には引き分けOKの考えはない。高田監督は「日本のブラインドサッカーの歴史では常に中国が壁になってきた。明日中国に勝って、目の前で歴史を変えたい」と力強く語った。

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2021年8月30日のニュース