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U24日本代表 堂安2発でホンジュラス撃破!東京五輪“試金石”となる一戦を制す

[ 2021年7月12日 21:34 ]

<日本・ホンジュラス>前半、ゴールを決めてガッツポーズの堂安(撮影・北條 貴史)
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 東京五輪男子サッカーに出場するU―24日本代表は12日、ヨドコウ桜スタジアムでU―24ホンジュラス代表と国際親善試合で対戦。MF堂安律(23=PSV/オランダ)が2得点を決めるなど3―1の勝利に貢献。日本がグループステージを勝ち進めば決勝トーナメント1回戦で対戦する可能性がある相手との大事な“試金石”となる一戦を制した。

 
 試合は前半13分、セットプレーからDF吉田が先制点。MF久保からの正確なキックを右足アウトで相手GKにぶつけないようゴールへ流し込んだ。

 先制後も相手を押し込む展開が続くと同40分に追加点。DF冨安がパスカットから自ら左サイドを駆け上がり、ボールを受けるとエリア中央へクロス。これをFW林がポストプレーでゴール前へ優しい折り返し、待ち構えていたMF堂安が右足でゴール左隅へ鮮やかに決めた。

 一方、後半頭からホンジュラス代表は流れを変えるべく一気に5枚替え。思い切った采配を見せた相手に徐々にゴール前まで迫られると後半21分ついに失点。FWリバスにDFラインの裏を取られ1対1となり、GK谷は相手のシュートに反応しわずかに触れるが、流れたボールが猛スピードでゴール前に戻ってかた冨安に当たり、そのままゴールイン。不運なオウンゴールで1点を失った。

 1点差に迫られた日本は後半40分に待望の追加点。途中出場のMF相馬が左サイドからグラウンダーのクロスを入れると、ニアサイドに飛び込んだ堂安がスライディングしながら合わせ3点目。10日後に迫る本大会初戦に向けた“試金石”となる一戦を白星で飾った。

 68年メキシコ大会(銅メダル)以来、53年ぶり2度目のメダル獲得を目指す日本は、本大会グループステージA組でU―24フランス代表、U―24メキシコ代表、U―24南アフリカ代表と同組。対戦順は南アフリカ(22日、東京ス)、メキシコ(25日、埼玉)、フランス(28日、横浜国際)を予定。成績上位2チームが決勝トーナメントへと進み、B組を勝ち上がってきたU―24韓国代表、U―24ルーマニア代表、U―24ホンジュラス代表、U―24ニュージーランド代表のいずれかと対戦する。

 ◇ホンジュラス(4大会連続5回目) 五輪最高成績4位(16年リオ五輪)。スター選手こそ不在だが、五輪では2大会連続で決勝トーナメントに進出するなど近年好成績を残している。予選のプレーオフ準決勝では米国を2―1で下し、五輪切符獲得。同決勝戦ではメキシコと激突し、1―1のまま突入したPK戦の末に敗れた。

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