柏　浦和の元日本代表FW武藤雄樹獲得へ　15年以後、得点した試合は37戦無敗！

武藤雄樹
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　柏が今夏、浦和の元日本代表FW武藤雄樹（32）を獲得することが11日までに決定的となった。複数の関係者が明かしたもので一両日中にも正式発表される。柏は現在、15位に低迷。その上、今夏には日本代表MF江坂任（29）が浦和へ、チームトップの4得点をマークしていたFW呉屋大翔（27）が大分へ移籍。前線でハードワークができ、計算のできるFWの補強が急務となっていた。

　武藤は流通経大から仙台を経て15年から浦和でプレー。15～16年には2年連続で2桁得点、16年からは9番を背負い、浦和在籍6年半、武藤が得点した試合は32勝5分けと「不敗神話」を残した。今季は出場16戦で無得点も攻守に献身的で相手の背後を取る能力、味方を生かす動きは出色。前線に流動性をもたらし、数字には表れにくい貢献度で序盤の低迷から脱出する原動力の1人となった。

　今後、東京五輪による中断期間に入るため、柏の次戦は8月9日の神戸戦となる。J1通算50得点まであと3点に迫る武藤を前線に加え、巻き返しをはかる。

　◇武藤　雄樹（むとう・ゆうき）1988年（昭63）11月7日生まれ、神奈川県座間市出身の32歳。武相高、流通経大を経て11年に仙台へ入団。15年に浦和へ完全移籍で加入した。15年の東アジアカップでA代表初選出され、8月2日の北朝鮮戦で初先発し開始3分に初ゴールを挙げた。国際Aマッチ通算2試合出場で2得点。J1通算266試合出場で47得点。1メートル70、68キロ。利き足は右。