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デンマーク 29年ぶり4強 さらに上へ ケアー主将「準決勝で満足と言えばうそになる」

[ 2021年7月5日 05:30 ]

欧州選手権 準々決勝   デンマーク2―1チェコ ( 2021年7月3日    バクー )

チェコに競り勝ち準決勝進出を決め、大喜びのデンマーク選手(ロイター)

 欧州選手権は準々決勝の残り2試合が3日に行われ、デンマークが2―1でチェコを下し、初優勝した92年大会以来の4強入りを決めた。

 止まらないデンマークが、また壁を一つ乗り越えた。前半の2得点でリードを奪うと、反撃を1点に抑えて29年ぶりの4強。繰り上げ出場から頂点に立った92年大会以来の快進撃に、GKシュマイケルは「終了の笛に安心したよ。今は楽しみたい」と喜びに浸った。
 前回優勝に貢献し、マンチェスターUでも活躍した伝説的な父ピーターの定位置を受け継いだカスパー・シュマイケルが存在感を発揮。後半29分にFKに飛び出して失点を防ぐなど勝利に貢献した。

 父の名声がついて回る環境に「違うスポーツを選べば楽だった」と漏らしたこともあるが宿命に向き合ってきた。11年から所属するレスターでは16年プレミアリーグ、21年FA杯を制した。代表でもあと2勝で父に肩を並べる位置まで来た。

 司令塔エリクセンが心停止の末に一命を取り留めたアクシデントを乗り越え、チームは頂点に向かって加速。DFケアー主将は「準決勝に到達して満足と言えばうそになる」とさらに上を見据えた。

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2021年7月5日のニュース