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鳥栖FW豊田陽平、J2栃木SCへ完全移籍 苦渋の決断も「自分自身を表現し続けていきたい」

[ 2021年7月5日 18:27 ]

鳥栖FW豊田陽平
Photo By スポニチ

 サッカーJ1鳥栖のFW豊田陽平(36)がJ2の栃木SCへ完全移籍することを5日、鳥栖のオフィシャルサイトで発表した。

 2010年から在籍したクラブから離れることとなった豊田は「いつもサガン鳥栖へ、どんな時でも熱い熱い応援をいただき、ありがとうございます。この度、豊田陽平は栃木SCへ完全移籍する決断をしましたことを報告させていただきます」とオフィシャルサイトでコメントを寄せた。

 「サガン鳥栖でプレーして12年。J2得点王、J1昇格、Jリーグベストイレブン、日本代表選出など多くの経験と成長がサガン鳥栖と共にありました。そしてサガン鳥栖で過ごした全ての時間が特別なものであり、どんな時も自分の背中をしっかりと押してくれたのはサガン鳥栖サポーター皆様の存在でした」と振り返った。

 「サガン鳥栖サポーターの皆様と共に味わった感動の日々は、どんなに苦しい時でも正々堂々と真っ直ぐに進んで行きたい自分の気持ちに寄り添ってくれるものでした。そんな思いを背負ってプレーすることができた自分は本当に幸せでしたし、これからも皆様と共に喜びを分かち合っていきたいと思う気持ちは変わりません」と感謝した。

 「ただ自分自身がその気持ちに応え、表現ができるのは、最後の最後までピッチの上で戦い続け、泥臭くても、勝負にこだわり続け、ゴールにこだわり続ける姿であるとも思っています。皆様に支えてもらった日々のことを考えるとこれまでにないくらい苦渋の決断ではありましたが、皆様の思いを感謝に変えて、プロの世界の中で戦い続けていきたい、自分自身を表現し続けていきたいと思い移籍を決意いたしました」と完全移籍の経緯を記した。


 「本当に大きく大きく成長をさせてもらった皆様に感謝の気持ちしかありません。そしてまだまだ言いたいことも伝えたいこともたくさんあります。ですが、これからの自分自身の姿を見てもらうことで豊田陽平からの気持ちを受け止めていただければありがたいです」とし「最後に、サガン鳥栖を愛してくださる皆様、本当にありがとうございました」とファンへメッセージを送った。

 豊田は今季リーグ戦3試合の出場にとどまっている。鳥栖に在籍した12年間でリーグ戦に319試合出場し128得点。

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2021年7月5日のニュース