×

大分 4戦勝ちなし&敵地9連敗 残留争いライバル清水に苦杯…片野坂監督「得点狙ったがパワー足りず」

[ 2021年7月5日 05:30 ]

<清水・大分>直接対決に敗れがっくりする大分(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 大分はアウェーで清水に0―1で敗れ、2連敗を喫した。19位に低迷するチームは後半戦初戦も黒星で4戦勝ちなし。その4試合全てで無得点とゴールが遠く、敵地では9連敗となった。

 終盤に猛攻を見せるも1点が遠かった。順位が近く、残留を争う形となっている清水に敗れて2連敗。4戦勝ちなしで、その4試合全てで無得点。さらにアウェーでは9連敗となった。静岡県熱海市での大規模土石流災害を受け、片野坂知宏監督は被災者にお見舞いの言葉を述べた後、「今日の重要性、勝ち点3を取ることがどれだけ大事かお互いに分かっている中でセットプレーから悔しい失点。得点を狙ったが最後パワーが足りなかった」と敗戦を悔やんだ。

 立ち上がりから慎重なゲーム運びで0―0で折り返し、後半も粘り強く戦った中、22分に先制点を許した。追う展開となり、指揮官は同32分にFW伊佐を投入してシステムを変更。長沢との2トップにして前線のターゲットを増やしたことでチャンスは生まれた。だが、同43分に伊佐が放った強烈なヘディングシュートが相手GKの好守に阻まれるなど最後までネットを揺らせない。得点力不足は深刻な状況だ。

 敗戦を引きずる時間はない。中2日で天皇杯3回戦、ホーム浦和戦と過密日程が待っている。指揮官は「まずは切り替えて天皇杯を勝てるように、浦和にリベンジできるように戦っていきたい」と前を向いた。今、チームに必要なのは低迷を打破する一つのゴールだ。(村田 有子)

続きを表示

2021年7月5日のニュース