イタリア、ベルギー撃破　予選含めて大会新記録の15連勝

欧州選手権準々決勝   イタリア2―1ベルギー （ 2021年7月2日    ドイツ・ミュンヘン ）

＜イタリア・ベルギー＞先制ゴールを決めたイタリアMFバレラ（左）（AP）
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　好調のイタリアがFIFAランキング1位のベルギーを2―1で破り、準優勝した2012年大会以来、2大会ぶりの4強入りを決めた。

　前半からパスをつないでベルギーを押し込み、前半31分にMFバレラが先制点。同44分にはFWインシニェが右足でカーブをかけた鮮やかなシュートをゴール右に突き刺して追加点を挙げた。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた背番号10は「全ての選手が素晴らしいプレーをした。全員の勝利。試合でも練習でも、いつもあのシュートを狙っているんだ。決まってうれしいよ。偉大なゴールだけど、勝利はみんなのもの」と喜びに浸った。

　難敵の反撃をPKによる1点に抑え、ロベルト・マンチーニ監督は「試合のどの局面でも、それほど苦しまなかった。ベルギーのようなチームを倒すには選手全員による素晴らしいパフォーマンスが必要で、それこそ今夜我々がやったこと」と満足げに振り返った。

　イタリアはベルギーとともに予選を10戦全勝で突破。本大会も1次リーグ初戦から4連勝し、そろってドイツ（10～12年）の大会記録14連勝に並んでいたが、直接対決でベルギーを沈めて新記録の15連勝を達成した。6日の準決勝はスペインと対戦。指揮官は「まずは勝利を喜ぼう。それから考えるよ。先はまだ長い。あと2試合ある」と頂点を見据えた。