【ピクシー監督 独占インタビュー】11日のセルビアVS日本へ「ミナミノ」警戒 革靴ボレー予告も!?

[ 2021年6月9日 05:31 ]

本紙のオンライン取材に応じるセルビア代表のストイコビッチ監督
Photo By スポニチ

 11日に日本代表と親善試合を行うセルビア代表のドラガン・ストイコビッチ監督(56)が8日までにスポニチの単独インタビューに応じた。5年ぶりの来日で、日本サッカーの印象や警戒すべき選手の名前まで“ピクシー(妖精)”の愛称で日本でも親しまれるカリスマが余すことなく語った。

 ――16年10月に行われた浦和―G大阪を観戦して以来。久々の日本はどうでしょう?
 「残念ながら新型コロナウイルスのために外出はできないけど、ホテルの私の部屋からは神戸の景色が見えているよ。このホテルも何回も使用している。日本のファンが私のことをどう思っているかも分かっている。本当に試合ができるのは幸せだよ」

 ――好物の鮎は食べましたか?
 「私のフェイバリットフィッシュだね(笑い)。長良川もよく覚えている。良い思い出があるし、外食はできないけど、どこかのタイミングで食べたいと思っている」

 ――3月にセルビア代表監督に就任しました。
 「すでに3試合を行った。W杯カタール大会の欧州予選で2勝1分け。ポルトガルとも引き分けて、凄く良いスタートを切れた。今後も継続していく。予選最終戦はポルトガル(日本時間11月15日)。そこで勝った方がカタールに行くだろう。だが我々のサッカー理解度は高い。W杯のクオリファイ(予選通過)は十分にあると思う」

 ――今回はFWルカ・ヨビッチ(ドイツ1部Eフランクフルト)やMFドゥシャン・タディッチ(オランダ1部アヤックス)ら主力は招集外。若手中心の構成になっています。
 「この期間の代表戦は難しい。欧州各国のリーグが終わって、何人かの選手はトリートメントやリカバリーをしないといけないからね。負傷者もいる。ミリンコビッチサビッチ(イタリア1部ラツィオ)のように鼻骨骨折の選手もいる。9月のW杯予選再開のタイミングでは復帰できると期待しているが、今回は若手選手にとってはチャンスだよ。我々のサッカースタイルにブレはない。日本戦でも良いプレゼンテーションができる」

 ――日本代表の印象は?
 「どのチームに対しても脅威を与えることができる、良いチームだ。速いモダンなサッカーをしようとしている。何人もの選手が海外でプレーして経験値もあり、技術も高い。我々もテクニカルなサッカーをするが、凄くタフな相手になるだろう。チームとして警戒しないといけないが、あえて名前を挙げるとすればミナミノ(南野拓実)。違いを生み出せる選手だ。あとは、麻也(吉田)に会えないのが残念だね(※1)。これも人生だが」

 ――再びコーチングボックスに立つ姿を楽しみにしているファンも多いです。
 「フフフ…。もしJFA(日本協会)が絶対にレッドカードを出さないと保証してくれるならば、もう一度、革靴シュートを打つことはできる(※2)。それは冗談として、ファンがスタジアムに来られないのは残念だが、テレビを通して見てくれているだろう。そこで彼らにあいさつをしたい」

 ※1…08年から09年まで名古屋で指導。特に09年はレギュラーとして自立させ、同年オフのオランダ1部VVVフェンロへの移籍を後押しした。

 ※2…09年10月17日の横浜戦。相手GKが名古屋ベンチ側に蹴ったボールを、スーツ姿のストイコビッチ監督が革靴のままボレーシュート。約45メートルの奇麗な放物線を描き、横浜ゴールに突き刺さった。その後、主審から退席処分を下された。

 ◆ドラガン・ストイコビッチ 1965年3月3日生まれ、旧ユーゴスラビア出身の56歳。83年にラドニツキ・ニシュでデビュー。86年にレッドスターに移籍し、マルセイユ―ベローナを経て94年から8年間、名古屋でプレー。Jリーグ通算184試合出場57得点。ユーゴスラビア代表MFとして90年W杯イタリア大会で8強進出。国際Aマッチ84試合出場15得点。01年の現役引退後、08年から13年まで名古屋で監督を務めた。今年3月、セルビア代表監督に就任。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2021年6月9日のニュース