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J2京都FW上月がプロ初得点 「全てを賭けていた。嬉しいよりもホッとしています」

[ 2021年6月9日 22:17 ]

天皇杯 2回戦   京都3―1今治 ( 2021年6月9日    たけびし )

京都・上月壮一郎
Photo By スポニチ

 この試合に「全てを賭けていた」という。1点リードの後半16分に投入。そのファーストプレーで相手DFラインの背後に抜け出し左足でネットを揺らした。アカデミーから昇格して3年目。京都FW上月壮一郎(20)が待望のプロ初得点をマークした。

 「この前の悔しさを晴らそうと思っていた。栃木戦があったからこその得点。きょうダメだったら…と思っていたし、ウォーミングアップから準備してきた。その積み重ねがゴールとして生まれた。嬉しいよりもホッとしています」

 スコアレスドローに終わった6日のJ2栃木戦。後半途中から今季初出場を果たしたが、不用意なファウルや消極的なバックパスが目立った。今季から1トップに挑戦する中、チームには昨季J2得点王のウタカや李忠成ら実績のあるFW陣がそろう。チャンスはそう多くないことは分かっている。だからこそ今治戦に賭けていた。

 「まだまだ課題は多い。でもハードルを一つ越えられたのは良かった」とチョウ貴裁監督。ポテンシャルの高さを認めているからこそ、手放しで称えることはしない。次なる目標はリーグ初得点。20歳は「きょうからが新しいスタートになる」と次戦のリーグ群馬戦を見据えた。

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2021年6月9日のニュース