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J2北九州が今季ホーム初勝利 佐藤亮V弾「この勢いを止めてはいけない」

[ 2021年5月24日 05:30 ]

明治安田生命J2第15節   北九州3―1大宮 ( 2021年5月23日    ミクスタ )

勝ち越し点を決めた北九州FW佐藤亮はサポーターの元へ駆け寄る
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 北九州がホームで大宮を3―1で下し、今季ホーム初勝利を8戦にして挙げた。1―1の後半8分にFW佐藤亮(23)が勝ち越しゴールを決めるなど、今季チーム最多3得点で快勝。連敗を2で止め、最下位22位から18位に順位を上げた。

 今季最多の3点を奪って快勝。ホーム今季8試合目でようやく初勝利を挙げた。小林伸二監督は「15節でやっとホームで勝てた」とホッとした表情を浮かべ、「3点も喜んでもらえて良かった」と声を弾ませた。

 北九州同様、下位に低迷する大宮との負けられない一戦。前半23分にセットプレーからの相手オウンゴールで10試合ぶりに先制できた。ところが、終了直前の47分に今度はオウンゴールを犯して同点となった。

 一進一退の攻防が続く中、勝ち越しゴールを決めたのは後半から投入されたFW佐藤亮だった。同8分、前に生まれたスペースを狙ったMF高橋のパスにフリーで抜け出し、足を滑らせたGKをかわして左足で冷静に流し込んだ。3月6日のホーム水戸戦以来となるゴール。「素直にうれしい」と今季2点目を喜んだ。

 佐藤亮は一時ケガで離脱し、5月に入って戦線復帰。チームが下位に低迷し「申し訳なかった。厳しいシーズンの始まりだった」と責任を感じていた。チームは昨季5位と躍進したが、主力選手の大半が抜けて苦戦が続いている。鬱憤(うっぷん)を晴らす勝利で連敗を2で止め「徐々にチームが戦える集団になってきている」と手応えを口にし、「この勢いを止めてはいけない」と力を込めた。

 さらに同17分にはDF生駒がCKに頭で合わせてプロ初ゴールを決めた。快勝で順位を前節までの最下位から18位と一気に4つ上げ、降格圏から脱出。今後の巻き返しを予感させた。

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2021年5月24日のニュース