スーパーリーグ崩壊…構想発表後たった48時間で プレミア全6クラブ離脱が決定打

[ 2021年4月22日 05:30 ]

 欧州の有力12クラブが創設で合意したスーパーリーグ(SL)が発表から48時間で事実上崩壊した。マンチェスター・ユナイテッドをはじめイングランド・プレミアリーグの全6クラブが20日に撤退を表明。21日にはインテル・ミラノとアトレチコ・マドリードも撤退を決めるなどサッカー界や世論の猛反発で空中分解を余儀なくされた。

  名門や強豪を集めた夢の新リーグは開幕前に頓挫する見通しとなった。撤退報道が出ていたマンチェスター・シティーが公式に不参加を表明すると、残るクラブも雪崩を打った。20日付の英紙デーリー・テレグラフ(電子版)は「絶望的で不道徳なSLは死んだ」と批判的に報じた。

 一夜明けにはイタリアでインテル・ミラノが撤退を決め、主導的だったユベントスのアニェリ会長も実現の可能性に「率直に言ってノー」と白旗。ACミランとともに撤退の方向性を示した。スペインでもAマドリードが撤退し、バルセロナはクラブ会員の承認がなければSLに参加しないと報じられている。SL側は「プロジェクトを再構築するために最適なステップを考える」と声明を出して計画続行を強調したものの、状況は破滅的だ。

 SLは欧州チャンピオンズリーグ(CL)に代わる形での発足を目指し、12クラブが18日に参加を表明。しかし、創設15クラブが固定会員で巨額の収入を分け合う方式は猛反発を招き、ジョンソン英首相はカルテルになぞらえて成立阻止を宣言した。マンチェスターCのジョゼップ・グアルディオラ監督は離脱が決まる前に「成功が保証されているスポーツはスポーツではない」と不公平な枠組みを批判。選手を含めた現場の支持もなかった。

 撤退クラブはファンや関係者への謝罪に追い込まれ、勝ち点剥奪など処分を求める声もある。失った信頼とともに大きな代償を支払うことになりそうだ。

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