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なでしこ北村菜々美「次はゴールを目指す」早くも漂う“大物感”

[ 2021年4月9日 14:05 ]

北村菜々美
Photo By スポニチ

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のMF北村菜々美(21=日テレ)が、早くも“大物感”を漂わせた。パラグアイ代表との7―0勝利から一夜明けた9日、次戦11日のパナマ戦(国立)に向けてオンラインで対応。パラグアイ代表戦で代表デビューを飾った期待の新星は「本当はデビュー戦でゴールが良かった」と、苦笑いで悔しがった。

 約1年ぶりの国際マッチで右MFに抜てきされた北村。主戦場は左サイドバックながら、初出場とは思えない落ち着きで果敢に攻撃参加した。上々の代表デビューに高倉監督も「判断良く、足元にボールがよくついていた」と及第点を与えていたが、本人が目指していたのはそこではない。「シュートを打つ場面が全然なかった」と、欲しかったのはゴールだった。

 2018年U―20W杯フランス大会優勝メンバー。昨年3月のシービリーブス杯(米国)は招集されず、東京五輪の1年延期で頭角を現してきた。代表デビュー戦であり、本番へのメンバー選考も兼ねた親善試合。萎縮してもおかしくない状況でありながら、自身のプレーはもちろん、貪欲にゴールまでも奪おうとする姿勢は大物感が漂う。

 それでも、まだ一試合目。前日のパラグアイ戦で2ゴールを含む5得点に絡んだエースFW岩渕真奈(28=アストンビラ)の代表初ゴールも、デビューから2戦目となった2010年東アジア女子選手権での台湾戦(国立)だった。奇しくも、次戦のパナマ戦は岩渕が代表2戦目で初ゴールを挙げた国立競技場。「(デビュー戦は)終わってしまったので、次はゴールを目指していきたい」と北村。先輩に続く“聖地”で、代表初ゴールを見据えた。

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2021年4月9日のニュース