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去就注目のドルトムント・ハーランド 副審からサイン求められる!?

[ 2021年4月7日 19:21 ]

ドルトムントのハーランド(AP)
Photo By AP

 6日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦のマンチェスター・シティー(イングランド・プレミアリーグ)―ドルトムント(ドイツ)戦で、試合後に副審がドルトムントのノルウェー代表FWエルリング・ハーランド(20)にサインを求める騒動があったと複数の英メディアが報じた。

 後半45分にホームのマンチェスターCが決勝点を挙げ、2―1で先勝。両チームの選手がロッカー室へ引き上げる際に副審の1人が携帯していたレッドカードとイエローカードをハーランドに差し出してサインを求め、怪物ストライカーは笑顔で応じたという。

 試合後とはいえ、公平中立であるべき審判が選手にサインを求めるのは異例。マンチェスターCのジョゼップ・グアルディオラ監督(50)は「何が問題なんだ?おそらく彼はハーランドのファン。息子か娘のためだろう」と擁護しながらも「そのようなことはこれまで見たことがないが、実際に起きた」と話すにとどめた。

 一方で問題行動と指摘する声も多く、英テレビ局BTスポーツで解説を務めた元イングランド代表MFオーウェン・ハーグリーブス氏(40)は「これはやってはいけない。ファンになってもいいが、他の選手の前でやるべきではない。正しいことには見えない」と批判。元イングランド代表DFジョリオン・レスコット氏(38)も「子供じみている」と副審の行為を非難した。

 この日のハーランドは一時同点となるゴールをアシストしたものの無得点。出場した欧州CLでの連続試合得点が6で止まったものの、得点ランクで首位独走の10得点を挙げてきた。今夏の移籍期間で対戦相手のマンチェスターCをはじめ、レアル・マドリードやバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドにリバプール、チェルシーなどの強豪クラブが獲得を希望しているとされ、注目が集まっている中で起こった騒動。英紙サンは「マンチェスターCはハーランドのサイン(契約)を求めているが、サインを手に入れたのは副審だった」と報じた。

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2021年4月7日のニュース