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C大阪 “コロナショック”で6戦ぶり黒星 濃厚接触疑いのクルピ監督も不在

[ 2021年4月7日 05:30 ]

明治安田生命J1第8節   C大阪0ー1横浜 ( 2021年4月6日    日産ス )

<横浜・C大阪>敗れたC大阪の選手たち
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 C大阪は6日、トップチーム関係者1人が新型コロナウイルス感染症の陽性診断を受けたと発表した。Jリーグ独自の濃厚接触疑い基準により2人が濃厚接触疑い者となり、うち1人はレヴィー・クルピ監督(68)。前日にはトップチーム選手1人、関係者1人が陽性診断を受けており、指揮官不在、そしてFW大久保嘉人(38)らメンバーも大幅に入れ替わった中で迎えた横浜戦は0―1で敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。

 コロナ禍のC大阪が、6試合ぶりの黒星を喫した。選手1人を含め計3人が陽性と診断を受け、試合後に保健所から濃厚接触者に該当しないと判断されたものの、レヴィー・クルピ監督も不在となった開催可否が協議された中、暫定的に小菊昭雄コーチが指揮を執る形でキックオフを迎えた。

 クラブは感染者と監督以外の濃厚接触疑い者を公表していないが、開幕から全試合に先発していたDF瀬古、丸橋、ここまで8戦5発だった元日本代表FW大久保の3人がメンバー外に。GK松井も外れ、C大阪U―18所属で2種登録の16歳GK春名が初めてベンチ入りした。主力を多く欠いた理由を問われた小菊コーチは「この場では回答を差し控えさせていただきます」と話すにとどめた。

 DF進藤、新井、FW松田力が今季初先発となり、松田力は双子の兄である陸とプロ入り初の同時先発を果たした。クルピ監督から「困難な状況だからこそチーム力が問われる。これは大きなチャンスだ」と伝えられていた選手たちは奮闘したが、0―0の後半42分にCKのこぼれ球を横浜FWオナイウに押し込まれ、4試合ぶりの失点を喫した。

 これまでスタメンを固定してきた中で大久保らが不在となり、攻撃面でも迫力を欠き無得点に終わった。最近5試合で5連勝中だった横浜に敗れるのは15試合ぶりで、11年8月24日以来、実に10年ぶり。厳しい状況は今後も続くが、中3日で福岡戦(10日、ヤンマー)を迎える。

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