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麻也 W杯〝本番想定〟モンゴル戦は内容求める「大勝した後は気の緩みが心配」

[ 2021年3月29日 05:30 ]

W杯アジア2次予選   日本―モンゴル ( 2021年3月30日    フクアリ )

満開の桜を見上げながら練習場に向かう吉田(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 30日に22年W杯カタール大会アジア2次予選モンゴル戦(フクアリ)に臨む日本代表は28日、千葉県内で練習を行った。オンラインで取材対応をした主将のDF吉田麻也(32=サンプドリア)はアジア最終予選を見据えた戦いに言及。2次予選突破に王手がかかるが結果だけではなく内容も求める。

 試合を重ねるごとに存在感を増す主将が、新たな“訓示”だ。吉田は「大勝した後は気の緩みが心配。目標はW杯で結果を残すことで、メキシコ戦(20年11月)や韓国戦で出た課題を解消して成長していくことが大事」。相手はFIFAランキング190位で、すでに予選敗退が決定。3―0で勝利した親善試合・韓国戦を「最も大事な試合」と表現したが、今回はより高いステージを想定した戦いを選手に求めた。

 韓国戦でもトライは始めていた。点差が開いていたこともあり、あえて劣勢でもパスをつなぐ選択をしていたという。後半はパスミスやロストが目立つ場面があったが「本番では一プレー、一プレーの時間をつくれるかどうかで疲労度が違ってくる」と意に介さない。初招集の国内組の実力は認めつつ「場数はもうちょっと必要」と、厳しい戦いが予想される9月からのアジア最終予選へ向けた底上げも兼ねていた。

 モンゴル戦で勝てば最終予選進出に王手。だが結果だけではない。内容も追い求める。

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2021年3月29日のニュース