福岡　軍資金17億円で「5年周期」終止符だ!ジンクス断つため首都圏でスポンサー開拓へ

オンラインの記者懇談会を行った福岡の川森社長

　福岡の川森敬史社長（55）が25日、オンラインで対応し「5年周期を終わらせる」と改めて宣言した。

　5年ごとに昇格するも翌年に降格してきた歴史に“軍資金投入”で終止符を打つ。川森社長は目的達成のために「チーム人件費の確保」を挙げ、J1の19年度実績で中位に相当する「最低でも（人件費）17億のクラスに入りたい」と、2020年度の10億5000万円よりも大幅に上乗せする計画を明かした。そのために首都圏を強化エリアとし、パートナー企業の開拓に力を入れる。入場料収入やグッズ販売収入のアップも目指す。名古屋とのホーム開幕戦（28日）のチケットは完売。「（社長就任から）7年で初めて」と好スタートを喜んだ。個人パスの販売はコロナ禍による入場者制限もあり現在は販売を終了している。

　ただ、2020年度決算については「Jクラブの8割以上が赤字の見込み。アビスパも厳しい決算見込み」と苦しい台所事情も吐露。ジンクスを絶つために首都圏での“営業”がカギになる。