×

横浜黒星発進、王者川崎Fを「リスペクトし過ぎた」 高卒ルーキーMF樺山は悔しい初陣

[ 2021年2月26日 20:58 ]

明治安田生命J1第1節   川崎F2―0横浜 ( 2021年2月26日    等々力 )

<川崎F・横浜>前半、ドリブルする横浜・樺山(左から2人目)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 明治安田生命J1リーグが26日に開幕し、2季ぶりの制覇を目指す横浜は敵地で昨季王者の川崎Fに0―2で敗戦した。開幕戦の無得点は16年以来5シーズンぶり。悔しい船出となった。

 攻撃時は3バック、守備時は4バックとなる可変システムを採用。前半は劣勢が続いた。GKオビは再三の好セーブを見せていたが、43分に家長から頭で2点目を決められて万事休す。天を仰いで膝をついた。MF天野は「前半からボールを受けることをチーム全体で怖がってしまった。川崎Fをリスペクトし過ぎた」と敗因を振り返った。

 興国高から加入したMF樺山はシーズン前の猛アピールで高卒新人としては14年ぶりに開幕戦の先発の座を勝ち取ったが、前半だけで交代。「どれだけ自信を持って挑んでも王者は凄かった。全然自分の良さを出せなかった」と悔しさを噛みしめた。

 後半はシステムを4―4―2に変更して攻勢を強めた。それでもFWオナイウのシュートが惜しくもポストに嫌われるなど、白星は遠かった。就任4季目のポステコグルー監督は「自分たちのやろうとしたことが全く出なかった。メンタリティー的にも、前半でやっていたことは決してやってはいけないこと」と険しい表情で振り返った。
 

続きを表示

2021年2月26日のニュース