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闘莉王の相棒…増川隆洋が現役引退発表

[ 2021年2月17日 13:41 ]

神戸時代の増川隆洋(14年撮影)
Photo By スポニチ

 名古屋や神戸で活躍したDF増川隆洋(41)が17日、現役引退を発表した。最終所属のJ2京都を通じて「本日、私、増川隆洋は現役引退を発表させていただきます。昨年無所属になった後も現役続行の道を熟考しましたが、この場を借りてケジメを付けさせていただきます。些細なきっかけで始めたサッカーが、夢を育て、日々の活力となり、そして責任感を与えてくれました。プロになれるチャンスを与えてくれたアビスパ福岡をはじめ、名古屋グランパス、ヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌、京都サンガF.C.の5クラブで17年間もプレーさせていただきました。どのクラブでも多くの方のサポートのおかげで充実した現役生活を送ることができました。幼い時から私を支えてくれた友人や指導者の方々、各クラブでお世話になったクラブ関係者の皆様、監督、コーチ、チームメート、スポンサー企業の方々、ファン、サポーターの皆様、私に関わってくれた全ての方々に感謝します。また、このような引退発表の場を与えてくださった京都サンガF.C.さまのご厚意に御礼申し上げます。そして最後に…どんな時もそばにいてくれた父、母、兄、妻、子どもたち、本当にありがとう」とコメント。あす18日にオンライン会見を開き、プロ17年間にピリオドを打つ。

 大商大を経て03年に福岡入団。元々はMF入団だったがセンターバックにコンバートされたことで才能が開花した。05年に名古屋へ完全移籍。10年には元日本代表DF田中マルクス闘莉王(19年限りで現役引退)と鉄壁のセンターバックコンビを形成し、クラブ初のリーグ優勝に貢献した。同年、ベストイレブンも受賞するなど、クラブの黄金期を支えた。J2札幌所属時の16年には33試合出場。クラブを4年ぶりJ1昇格に導いた。

 温和な性格で同僚や後輩から慕われた良い兄貴分。さらに1メートル91の長身にも関わらず、ヘディングよりも足元の技術の方が得意という意外な側面も持つ。19年の京都退団後は家族の住む福岡に戻っていた。

 J1通算289試合11得点。J2通算110試合6得点。

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2021年2月17日のニュース