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昨季限りで現役引退の元J2京都・石櫃洋祐氏が会見「キックが上手くなったのはトゥーさんのおかげ」

[ 2021年1月21日 16:42 ]

現役を引退した石櫃洋祐
Photo By スポニチ

 昨季限りで現役引退したJ2京都の石櫃洋祐氏(37)が21日、オンラインで引退会見を行った。「正直に言えば、チームが見つからなかったというのもある。やりたい気持ちはあった。ただ妻と色々話す中で、自分がモヤモヤしているものを良い方向にしてくれる言葉掛けをしてくれ、一つ一つのモヤモヤがほどけていった。最後には気持ち良く悔いなく決断できた」とスッキリした表情。今後は指導者への道へと進む。

 06年に大院大から神戸に入団。12年からは名古屋に所属し、14年から京都で7年間プレーした。鋭いクロスを武器に右サイドバックとして活躍。またピッチ外ではポジティブな性格で多くの選手や関係者から慕われ、この日の会見に合わせてMF庄司からもビデオメッセージが届いた。

 また昨年まで在籍したDF増川からは「マジか…」と驚かれつつ「よく頑張った」と労いの言葉をもらい、19年シーズン限りで現役を引退した元日本代表DFの闘莉王氏からはなぜかプライベート写真1枚が添付されてきたという。ただ「キックが上手くなったのはトゥー(闘莉王)さんのおかげ。的確なアドバイスをもらって、それを実戦したから多くのアシストができた」と名古屋時代の2年間と合わせて計5年間同僚だった“闘将”へ感謝の気持ちを表した。

 プロ15年間で最も思い出に残っているのが「毎試合、緊張していました」という神戸時代の10年シーズン。苦しみながらも終盤7戦を4勝3分けで乗り切り、最終節で大逆転のJ1残留を果たした。京都では16年の昇格プレーオフ準決勝C大阪戦。引き分けに終わり大会規定で昇格の道が断たれた。

 「長所を伸ばしていく指導をしたい」。稀代のクロッサーは第二のサッカー人生で、後進の成長を“アシスト”していく。

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2021年1月21日のニュース