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情熱の「再出発」 曺新監督を迎えたJ2京都が12年ぶりのJ1復帰へ本格始動

[ 2021年1月21日 05:30 ]

京都・曺貴裁監督(右)
Photo By スポニチ

 曺貴裁(チョウキジェ)監督(52)を迎えたJ2京都が20日、本格始動した。既に16日から部分的な練習は開始していたが、この日は戦術練習などみっちり1時間45分。午後に新体制発表会見を行い、新指揮官は「情熱をなくすのは全ての面でプラスではない。情熱が伝わり、心に染みるようなコーチングの仕方を体現できるようにしていきたい」と決意を語った。

 湘南を指揮していた19年夏にパワハラが発覚。1年間のS級指導者ライセンスが停止され、その後は流通経大でコーチを務めた。「認識が足りず、自分が100%間違っていた」と当時を猛省し「新しいコーチング法を学び、大学で挑戦してきた」という。その言葉通り、練習ではパスミスをした選手に対して「下を向かなくて良い」などとポジティブな声掛けが目立った。

 MF武富やMF松田ら指揮官を慕って11選手が新たに加わった新生・京都。今季スローガンは「一心」で、勝ち点3を取りにいく姿勢を表す「HUNT3」というキーワードも掲げ、12年ぶりのJ1昇格へ突き進む。 (飯間 健)

 ◆曺 貴裁(チョウ・キジェ)1969年(昭44)1月16日、京都府京都市生まれの52歳。洛北高から早大を経て、91年に日立製作所に入団。Jリーグでは柏や浦和、神戸でプレー。97年の引退後は川崎Fアシスタントコーチ、C大阪コーチ、湘南ジュニアユース監督やユース監督などを歴任。12年に湘南のトップチーム監督に就任。1メートル77、75キロ。

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2021年1月21日のニュース