×

浦和のMF阿部勇樹 プロ24年目へ「谷間の世代がなんとか最後まで意地を見せたい」

[ 2021年1月21日 17:39 ]

浦和MF阿部勇樹
Photo By スポニチ

 浦和は始動4日目の21日、報道陣向けに今季初めて練習を公開し、練習後に元日本代表MF阿部勇樹(39)がオンラインで取材に対応。「谷間の世代の意地」を胸に臨むプロ24年目への意気込みを語った。

 9月にはフィールド選手ではクラブ初の40歳プレーヤーとなる阿部。元日本代表FW前田遼一氏(39)ら同世代でスパイクを脱ぐ選手も増える中、今季も現役を続ける。「谷間の世代がなんとか最後まで意地を見せたいというところはみんな持っている」と阿部。中でも小学生の頃から知る、今季ベトナム1部サイゴンFCに完全移籍した元日本代表MF松井大輔(39)の名前を挙げ、「彼が挑戦するたびに凄い刺激を与えてくれて、大輔が頑張っているから俺も頑張らなきゃいけないな、って思いますし、僕よりも上の年齢の選手もまだまだ頑張っている選手は数多くいるので、負けられないという思いの中でやってきているのが今につながっている」と明かした。

 また、浦和のサポーターへの思いも現役を続ける理由になっているという。「浦和レッズでサッカーができることは本当に幸せ。もちろん辛いこともありますけど、楽しいんですよね、やっぱり。大勢の方が応援してくれるこんなチームって正直なかなかないと思っていますし、だからこそこの大勢の方たちを喜ばせるためにはどうするかを考えてやってきた」とし、「まだまだ、今まで長く応援してもらったことに対して返せていない。自分が(現役を)辞めるときは、ある程度返せたかなと思ったときなんだろうなとは考えているので、返し足りない気持ちがサッカーをしていたいと思わせているのかな」と話した。

 昨季は下腿痛などの影響でシーズン終盤まで出場機会に恵まれなかっただけに、今季は「ケガせずに一年間しっかり戦いたい」と意気込む。U―23日本代表候補MF金子大毅(22)ら若手も多く加わった新シーズン。「年齢関係なく、戦っていく選手は浦和レッズに必要。逆に僕らも同じようにギラギラじゃないけど野心を持ってしっかりやっていかなければいけない。若い選手たちに負けないように、僕らもいい刺激を与えなきゃいけない」と力を込めた。

続きを表示

2021年1月21日のニュース