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C大阪 柿谷の名古屋完全移籍を発表 背番号8の国内移籍はクラブ史上初

[ 2020年12月24日 14:00 ]

C大阪・柿谷(撮影・後藤 大輝)
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 C大阪は24日、元日本代表FW柿谷曜一朗(30)が名古屋へ完全移籍することを発表した。

 今季は24試合出場1得点で先発出場は6試合のみ。序盤戦は過密日程の中で出場機会を得ていたが、徐々に出番が減り、後半戦ではベンチ外となることも増えていた。その状況下で名古屋から届いた2年連続の正式オファー。C大阪から契約延長オファーも提示されていたものの、最終的に移籍を決断した。クラブのエースナンバーである背番号8を背負っている選手が国内移籍をするのは、これがクラブ史上初めてとなる。

 4歳からC大阪の育成組織で育った柿谷は、クラブ史上最年少となる16歳でプロ契約。度重なる遅刻などで09年6月にJ2徳島へ期限付き移籍に出されたが、復帰後の12年に夏場からブレーク。翌年にJ1で21得点を挙げる活躍を見せ、同年7月には日本代表に初招集された。東アジア杯で得点王を獲得する活躍もあり、14年のW杯ブラジル大会にも出場した。

 W杯後にスイス1部バーゼルへ完全移籍。だが、欧州では思ったような活躍をできず、16年にC大阪へ完全移籍で復帰した。17年にはチームの2冠獲得に貢献するも、堅守をベースとするチームで徐々に絶対的な存在ではなくなっていた中、18年夏にG大阪、19年夏には名古屋から正式オファーを受けた。当時は熟考の末に残留したが、今回は活躍の舞台を新天地に求める決断をした。

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2020年12月24日のニュース