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マラドーナ氏 酒、違法薬物検出されず 抗うつ剤など複数の薬摂取判明

[ 2020年12月24日 05:44 ]

マラドーナ氏(AP)
Photo By AP

 11月に死去したサッカー元アルゼンチン代表のスター、マラドーナさんの血液などの調査を行った当局は23日、体内からアルコールや違法薬物は検出されなかったと発表した。一方で抗うつ剤などが検出され、死因となった心臓疾患に悪影響を及ぼした可能性があるという。同国メディアが報じた。

 マラドーナさんは亡くなる直前までアルコール依存症に苦しんだ。またコカインなどの薬物中毒の治療も経験していた。11月25日にブエノスアイレス近郊の自宅で死去、予備的な検視の結果、死因は急性心不全だった。

 血液や尿を調べた結果、抗うつ剤や神経症の薬、アルコールの禁断症状を抑える薬など、複数の薬を摂取していたことが判明。組織病理学調査の結果、肝硬変や腎臓、心臓、肺などの疾患も確認された。

 マラドーナさんの家族は、担当医が適切な治療を行わなかったなどの可能性があるとして当局に訴えていた。(共同)

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2020年12月24日のニュース