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浦和6発大勝 興梠2発でJ1通算154点 前田遼一に並ぶ歴代4位浮上

[ 2020年10月19日 05:30 ]

明治安田生命J1第23節   浦和6-0仙台 ( 2020年10月18日    埼玉 )

<浦和・仙台>前半39分、PKでゴールを決める浦和・興梠(左から2人目)(撮影・西海健太郎)
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 浦和が怒とうの6発でホーム連敗を4で止めた。頼れるエースFW興梠慎三(34)は2発。前半39分、自身で獲得したPKを決めると後半6分には汰木のクロスに合わせ、ヘッド弾。「勝つことが前提。記録は自分へのご褒美」と笑うが、J1通算得点を154とし、前田遼一に並ぶ歴代4位に浮上した。

 待ちに待ったケチャップのドバドバ。本拠では実に5戦ぶりの得点だ。ホーム4連敗を経て先週、選手間でミーティングした。若手も中堅も外国人も積極的に発言する中、興梠は「みんな楽しくやってんの?ベテランは若手をいい方向に持っていけてるの?」と原点回帰を呼びかけた。

 この日、前半8分の先制弾は興梠をして「今季一番の崩しだった」と言わしめた。興梠のパスを汰木がヒールで落とし長沢が流し込む。若手からベテランまでが敵陣で躍動した。「気持ちのいい1点。自分なりに楽しくやったつもり」と興梠。選手同士、腹を割った効果は絶大だった。

 ホームの仙台戦はこれで公式戦17戦不敗(13勝4分け)。後半も容赦はなかった。レオナルドも2発で今季11点目。18年のJ3(24点)、19年のJ2(28点)に続く異なるカテゴリーでの3年連続2桁得点は史上初の快挙となった。赤い悪魔に反攻の予感が漂ってきた。(牧野 真治)

 ○…浦和FW興梠が得意の仙台戦で2得点。J1通算154得点とし、並んでいたマルキーニョスを抜き前田遼一の歴代4位に並んだ。仙台戦は鹿島時代を含め、出場22試合で21得点。個人の同一カード得点数で2位の中山雅史の広島戦16点を引き離し、初めて20点台に乗せた。

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