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香川真司 移籍先候補に2部サバデル浮上 かつて指宿、田辺がプレー

[ 2020年9月28日 22:17 ]

スペイン2部サラゴサの香川真司
Photo By スポニチ

 スペイン2部サラゴサで選手登録を外れ、事実上の戦力外となったMF香川真司(31)の移籍先候補に、スペイン2部のサバデルが浮上したと、27日付の地元紙ペリオディコ(電子版)が報じた。

 6季ぶりに2部へ昇格してきたサバデルは、3部時代の2010~11年にFW指宿洋史(29=J1湘南)、2部の2013~15年にMF田辺草民(30=J2福岡)がプレーしたことで知られるクラブ。サラゴサでネックとなったEU圏外選手枠は2つとも空いている。一方で、1部でプレーしたのは1987~88年が最後で、クラブの規模、戦力的には1部昇格を狙うというより2部残留が現実的な目標といえる。

 同紙によると、これまで移籍先候補に挙がっていた2部ログロニェスは香川の希望に合わず、2部ラヨ・バリェカノは年俸と既に埋まっているEU圏外選手枠がネックとなっている。また香川は米MLS、トルコ、カタールからのオファーは拒否しており、少なくとも現時点ではスペイン以外でプレーする意思はないという。

 また27日付の地元紙アスは、香川がサラゴサとの退団交渉で合意したと報じていたが、ペリオディコ紙によると合意にはまだ達しておらず28日から交渉を再開する見通し。香川は財政難のサラゴサを助けるために1年残っている契約の減給を受け入れていたにもかかわらず、クラブがEU圏外選手枠を空けるために香川を選手登録から外したことに驚き、クラブに不信感を抱いており、そのことが退団交渉難航の一因になっていたという。

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2020年9月28日のニュース