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横浜“ハマの韋駄天”仲川お待たせ1号!定位置争い激化に刺激「モチベーションが上がる」

[ 2020年8月27日 05:30 ]

明治安田生命J1第29節   横浜4―1札幌 ( 2020年8月26日    日産ス )

<横浜・札幌>後半、チーム4点目のゴールを決める仲川(左)
Photo By 共同

 各地で3試合が行われ、ホームで札幌と対戦した横浜は4―1で勝利し、3連勝とした。FWジュニオール・サントス(25)が3戦連続ゴールで大勝の口火を切る中、3―0の後半40分にFW仲川輝人(28)がダメ押しの4点目をマーク。昨季MVPで得点王の男に、待ちに待った今季J1初ゴールが生まれた。

 “ハマの韋駄天(いだてん)”が、待望の初得点でとどめを刺した。中盤のエリキから斜めのパスを右サイドで受けると、仲川は勢いそのままペナルティーエリアに進入。右足でGKの左を射抜いた。「やっと点を取れたので一安心。チームの勝利に貢献できたことがよかった」。両手で一瞬顔を覆うと、柵を跳び越えてゴール裏へ。両手の指を天に向けて突き上げた。

 背番号と同じ23得点を掲げる今季、ゴールはずっと遠かった。コロナ禍の中断期間は体のバランスの左右差を自主練習で克服。中断後の過密日程にも備え、体質的に不足しがちな鉄分を「今まで以上に取らないと」と心掛けた。それでも7月下旬に右太腿裏を肉離れし、1カ月戦列離脱。復帰3戦目でついに殻を破った。

 自身の主戦場の右ウイングではこの日、19歳の松田がJ1初先発。ジュニオール・サントスと前田も加わり激化する競争の中、3戦11得点と昨季花開いた超攻撃的サッカーが戻りつつある。「刺激をもらっている。競争はモチベーションが上がる。徐々にコンディションが上がってきている」。激しい定位置争いを歓迎した仲川が、これからチームをさらに加速させていく。

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