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ボイコット運動はサッカー界にも拡大 MLSが5試合を延期

[ 2020年8月27日 12:59 ]

試合をボイコットしたあとスタジアムを出ていくサンノゼ・アースクエイクの2選手(AP)
Photo By AP

 米メジャーリーグ・サッカー(MLS)は26日、この日に各地で行われる予定だった6試合のうち5試合を延期した。NBAバックスの試合ボイコットを受けて、MLSにもウィスコンシン州ケノーシャで起きた警官による黒人男性への発砲事件に不快感が強まったもので、アトランタ・ユナイテッド対インテル・マイアミなど5試合が選手によるボイコットで開催不能となった。

 アフリカのシエラレオネ出身で現在、コロラド・ラピッズに在籍しているFWケイ・カマラ(35)は「ボイコットは選手とスタッフの総意。今、この国で起こっていることは我々のサッカーへの思いをかき乱している。生まれて初めて“サッカーなどただのゲームだ”と思うようになった」というコメントをソーシャルネットワークに投稿。アトランタ・ユナイテッドは「我々は選手、市民、ファンとともに不正と戦う人たちの側にいる。人種差別と警察の黒人に対する蛮行は今、終わらせなくてはいけない」という強いメッセージを声明文の中に記していた。

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2020年8月27日のニュース