森保監督 兼任問題に言及「結論まだ、今やれることをしっかりと活動」

[ 2020年6月30日 17:58 ]

オンラインで取材に応じたサッカー日本代表の森保監督=30日
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 A代表と東京五輪代表の指揮官を兼任する森保一監督(51)が30日、自身の「兼任問題」について言及した。27日に再開したJ2の視察を受けて行われたオンラインでの取材の中で話した。

 今月のFIFAの理事会で、A代表の9月の国際Aマッチデーが東京五輪(来年7月21日~)直前の来年6月に延期されることが決まり、「兼任監督」の負担増が避けられない状況となっている。日本協会の田嶋会長は新たな体制づくりを含め「関塚ダイレクター、森保監督、反町技術委員長で対策を練ってほしい」と話しており、今後本格議論に発展する見込みだ。

 森保監督は「兼任についてはまだ結論が出ていない。対応については協会の方で考えていただいていると思いますので、それに沿ってやっていきたい」とし「兼任であってもそうでなくなったとしても、今やれることをしっかりと活動して、情報収集して、先につなぐということはこれまでと変わらない」と力を込めた。

 自身の個人的な思いは「もちろん持っている」が、これまでも「選手ファースト、チームファースト、サッカーファースト」と周囲を大切にし、いかに選手や競技の発展につなげられるかを第一に考えて指揮官を務めてきた。「ファーストがいっぱいあってはいけないですけど、その考えでこれまでもやってきています。選手のために、日本代表チームのために、日本のサッカーのためにということで、自分が関わらせてもらえるのであれば、全力を尽くしてやっていきたい」と話した。

 また、来年に1年延期された東京五輪の年齢制限が正式にU―24(24歳以下)と決定したことについても言及。「全てポジティブ。選手たちの経験値が上がり、レベルアップにつながることは間違いない。今年五輪をやっているのであれば候補に挙がってこなかった選手や、最終的には選ばなかった選手の中で、1年間でググッと伸びて頭角を現してくる選手がいると思いますので、そういった意味では五輪世代の選手の層が厚くなる。よりレベルの高い試合をお見せできるのかなと思っている」と語った。

 1月のU―23アジア選手権(タイ)を最後に五輪世代の活動は未定のまま。計1年間近くも活動を行えない可能性はあるが、その間の選手への“発奮材料”も準備中。「北中米以外の出場国は決まっており、ヨーロッパや南米で予選を勝ち抜いてきた強豪等々の映像はある。そういうチームの戦い方を編集して、“これだけ高いレベルの中で戦っていくんだよ”というような更に上を目指すメッセージを伝えることや、五輪に向けての(高い)意識を持ってもらうような、刺激になることをやっていきたい。既に準備はしているので、どういうタイミングで出していくか考えていきたい」と明かした。

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