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大迫、最終節で“半端ない”2発!ブンデス自己最多8得点 ブレーメン16位浮上で自動降格回避

[ 2020年6月29日 05:30 ]

ドイツ1部   ブレーメン6―1ケルン ( 2020年6月27日 )

<ブレーメン・ケルン>後半13分、右足で自身2点目のゴールを決める大迫
Photo By 共同

 ドイツ1部リーグの今季最終節が27日、各地で一斉に行われた。日本代表FW大迫勇也(30)が2得点1アシストと大活躍したブレーメンは、ホームでケルンに6―1で大勝し、土壇場で17位から16位に浮上。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた大迫の活躍で自動降格を回避したチームは、来月2、6日にホームアンドアウェー方式で行われる2部3位との入れ替え戦に回る。

 大迫は、やっぱり半端ない。白星以外は自動降格という背水の陣で、2得点1アシスト。左足の見事なトラップから右足で蹴り込んだ前半22分の先制点を皮切りに躍動した。首の皮一枚で自動降格を回避し、コーフェルト監督は「勝たなければ終わることは分かっていた。選手たちはよくやった」と称賛。ブンデスリーガ公式サイトで、マン・オブ・ザ・マッチに選出されたのは大迫だった。

 マインツ戦に続く2試合連続ゴール。残留争いの重圧が増した終盤4試合で、4得点の活躍となった。ドイツ1部でのシーズン8得点は、ケルン時代の16~17年の7得点を上回る自己最多。通算得点は「26」に伸び、高原直泰の「25」を抜いて奥寺康彦と並ぶ日本人歴代3位タイに浮上した。

 後半43分の交代時には周囲から拍手を送られた30歳に、ドイツメディアも賛辞を惜しまなかった。ドイツ紙ビルトの採点は「際立っていた」と6段階で最高の「1」。ネットメディアのダイヒシュトゥーベも「非常に存在感があり、意欲があった」とチーム単独最高の「1」。最高評価がずらりと並んだ。

 開幕3節までに3得点と好調なスタートを切りながら、太腿の負傷や長身のセンターFWの加入による役割変更で、一時は200日以上も無得点が続いた今季。それでも土壇場で右肩上がりの活躍を続けている。ホームアンドアウェー方式の入れ替え戦。来季の命運を決する半端ない重圧を背に、再びゴールを狙う。

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