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鹿島 納税型クラウドファンディング開始 鹿嶋市とタッグ 目標金額は1億円

[ 2020年6月16日 11:45 ]

 鹿島と茨城県鹿嶋市は16日、「鹿島アントラーズクラウドファンディングプロジェクト」を開始すると発表した。クラブがホームタウンの1つである鹿嶋市協力の下で寄付を募り、寄付金は鹿嶋市「ふるさと納税」の対象となる。申込は特設ページを通じて行い、受付期間は6月16日から7月31日まで。目標金額は1億円。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でJリーグは公式戦を余儀なくされ、それに伴いJクラブは入場料収入や物販収入を得られず大幅な減収が見込まれる。鹿島にとっても新たな収益の確保が早急の課題で、この日公開された特設サイト上で「地域への貢献はもとより、スタジアム体験価値の向上、魅力的なファンサービス、先進的なテクノロジーの導入、また何より、国内三冠、J1リーグ三連覇、そして主要タイトル20冠を成し遂げてきた鹿島アントラーズに、資金は不可欠です」と寄付を呼びかけている。寄付は一口1万円からで、感謝状送付やOBによるスタジアムツアーなど金額に応じた返礼品が用意されている。

 クラウドファンディングを開始するにあたり、鹿嶋市の錦織孝一市長は「以前のように皆様の力でスタジアムを真っ赤に染められず、我らがアントラーズも、コロナ禍により万全ではない状態が続きます。この度ホームタウンの代表として、鹿嶋市がふるさと納税型クラウドファンディングを実施し、アントラーズを支援することを決めました。皆様の寄付により、チームを元気づけたいと思います。ご支援、ご協力のほどよろしくお願いします」、鹿島の小泉文明社長は「試合の再開日程は決まりましたが、中断による影響、観客制限など、今後もクラブの置かれている状況は非常に厳しいものがあります。このプロジェクトに対し、一人でも多くの方々のご賛同、ご支援を願い、フットボールができる日常の下、スタジアムでまた皆様とお会いできることを楽しみにしています」とコメントした。

「鹿島アントラーズクラウドファンディングプロジェクト」特設ページURL
https://readyfor.jp/projects/antlers_GCF2020

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2020年6月16日のニュース