高3、大学4年生のサッカー部員対象 合同トライアウト開催 “金の卵”救済へ

[ 2020年6月1日 05:30 ]

サッカーの合同トライアウトは東海、関西などブロックごとに行われる
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 コロナ禍でアピールの機会を失ったサッカー部の高校3年生、大学4年生を対象とした合同トライアウトが開催されることが5月31日、分かった。スポーツ大会などの運営実績があるイベント運営会社が主催し、8月に東海、関西、中国、九州の各地区で、Jリーグなどのスカウトの前で実施する。全国大会が相次いで中止となる中、次のステージを目指す若きアスリートへ“一筋の光”となる。

 未来のサッカー界を担う“金の卵”を救済する。高校、大学の最終学年を対象とした合同トライアウトが開催される。移動での感染リスクを防ぐためにまずは東海、関西、中国、九州4地区の選手を対象に実施。今月中旬以降には各高校、大学へ最終要項を配り、詳細を決める。

 新型コロナウイルスの影響で、全国大会が相次いで中止。冬には高校、大学ともに選手権大会が控えているが、進路は例年、夏までの実績で決まる。選手はアピールの場を奪われ、スカウトは昨年までの実績で判断するしかない。選手が競技を断念せざるを得ない状況を懸念し、独自の救済策が始動した。

 トライアウトにはJリーグ、JFL、社会人、大学のスカウトが参加。活動の公平性を保つため、第三者の「株式会社リトルコンシェル」が主催する。対象は主催者側が設ける参加基準をクリアした上で高校、大学ともに1チーム5人までを予定。長距離移動が伴うスカウトには、プレー動画を送付するプランもあるという。

 舞台は実戦に近い形式を想定する。高校、大学で複数班に分かれ、1班あたり20分×4本の紅白戦を予定。J1クラブのあるスカウトは「練習よりも試合でどういうプレーをするか、本気の場を見ることができる」と期待を寄せている。

 日本プロサッカー選手会が主催するプロ選手対象のトライアウトは毎冬実施されてきたが高校生や大学生を対象としたものは過去に例がない。リトルコンシェルの代田洸輔氏(33)は「一人でも多くの学生の進路が決まってほしい」と話している。

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