Jリーグ再開 再々延期も…“コロナショック”拡大でG大阪は外出禁止検討か

[ 2020年4月1日 05:30 ]

2月23日のJ1開幕戦に出場したG大阪の遠藤
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 リーグ再開を目指すJに暗雲が立ちこめた。3月30日に神戸の元日本代表DF酒井高徳(29)が新型コロナウイルスに感染したことが明らかになり、同じ関西圏に本拠地を置くG大阪は31日に緊急ミーティングを開催。選手やスタッフの外出禁止令や練習再開の延期が検討されるなど、緊迫感が漂った。1日は臨時のJ実行委員会。5月9日再開を目指すJ1リーグが、三たび延期される可能性も出てきた。

 Jリーグ初のコロナ感染発覚から一夜明け、G大阪は強化部やアカデミースタッフが集まって緊急会議を開催した。活動が認められていたU―23チームと、リハビリ組は急きょ中止となり、寮生活を送るユース選手は一時帰宅させることを決定。さらに、今後の状況次第では練習再開日の延期や、選手やスタッフの“外出禁止令”といった議論にまで踏み込んだもようだ。

 3月30日に神戸が酒井の新型コロナウイルス感染を発表。神戸の練習場となる「いぶきの森球技場」(神戸市西区)は立ち入り禁止となり、保健所による消毒作業が行われることになった。26日にはプロ野球・阪神の藤浪晋太郎投手(25)らが陽性反応。今までの外出自粛要請とは異なり、禁止令案にまで発展したのは、同じ関西圏のプロクラブとしての危機感の表れだった。

 J各クラブは再開予定の5月9日以降のスタジアムの空き状況を確認し、4月8日を目安に可能な限りの代替日程を発表する見通しとなっている。現状はリーグ戦全試合に加え、ルヴァン杯も1次リーグとプレーオフを含めた全日程消化を前提としたスケジュールを組む方針。だが、3月31日に東京都で1日最多となる78人の感染が確認されるなど、コロナウイルスの影響は終息に向かうどころか、拡大する一方だ。

 Jリーグはすでに2度、再開の延期を決めてきた。スタジアム収容率を50%以下にしてJ3リーグから段階的に再開させる緻密な再開プランも立てた。だが、政府も危機感を強めている現状で、果たして予定通りとなるかは不透明。1日にはウェブ上でJ臨時実行委員会が開催される。三たびの延期という苦渋の決断を迫られる可能性も浮上している。

 ≪Jリーグ延期の経過≫
 ▼2月16日 ルヴァン杯で今季の公式戦が開幕
 ▼同21日 J1リーグ開幕。J2は23日に開幕
 ▼同25日 26日以降の公式戦中断を発表。再開日を3月18日に設定
 ▼3月3日 プロ野球との連絡会議を設立
 ▼同12日 中断期間を延長。3月中の開催を断念し、再開予定日を4月3日に延期
 ▼同17日 日本協会の田嶋会長が新型コロナウイルス検査で陽性を示したことを公表
 ▼同25日 中断期間を再延長。再開日はJ1が5月9日、J2が同2日、J3が4月25日に設定される
 ▼同30日 神戸がDF酒井の陽性を発表

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