×

トットナムDF愛息に捧ぐ同点弾!孫興民も“出産祝い”2発で劇的白星 4位チェルシーと勝ち点差1に迫る

[ 2020年2月17日 01:26 ]

プレミアリーグ第25節   トットナム3―2アストンビラ ( 2020年2月16日 )

14日に第2子となる男の子が生まれたばかりのトットナムDFアルデルヴァイレルト(右)(AP)
Photo By AP

 今月14日に第2子となる男の子が生まれたばかりのトットナムDFトビー・アルデルヴァイレルト(30)が16日、アウェーでのアストンビラ戦に先発出場。0―1の前半27分に鮮やかな反転シュートから“愛息”に捧ぐ同点ゴールを決めた。しかし、この日は本職の守備で制裁を欠きオウンゴールを含め2失点に関与。それでもFW孫興民(ソン・フンミン)が試合終了間際に決勝点を決めるなどチームメートの“出産祝い”となる2得点の活躍。3―2の勝利で華を添えた。

 アルデルヴァイレルトは14日に自身のSNSで息子の誕生を報告。「私たちが今まで望んでいた最高のバレンタインデーギフト。最強かつ最も勇気ある女性である私の美しい妻シャニーに感謝。私の心はとてもいっぱいで、私たち4人が一緒に作る特別な思い出を待ちきれません」と家族4人の写真をツイッターに載せた。

 妻の出産に立ち会ったアルデルヴァイレルトは試合の前日からチームに合流。モウリーニョ監督は試合前の記者会見でもアルデルヴァイレルトの起用について質問されたが「彼の奥さんが赤ちゃんの世話をしてるよ。奥さんこそが一流のプロフェッショナル。(チームメイトより)1日多く休暇をとっただけさ」と心配せず。この日もCBとして先発起用した。

 第25節で24試合目の先発出場となったアルデルヴァイレルトは前半9分、自陣左サイドからのアーリークロスをクリアしようと足に当てたがボールは無情にもゴールイン。痛恨のオウンゴールとなってしまった。だがすぐさま挽回のチャンス。前半27分、右CKのこぼれ球を戻りながらの反転シュート。難しい態勢から放った一撃はニアサイドをぶち抜き、見事な同点ゴールを決めた。

 前半終了間際にFW孫興民がPKを止められるも、こぼれ球に自ら反応し逆転弾。2―1とリードし後半へと折り返す。しかし後半9分、アルデルヴァイレルトが再び失点に関与してしまう。左CKからのボールをエリア中央でDFエンゲルスに競り負け、頭でゴールネットを揺らされた。

 このまま引き分ければアルデルヴァイレルトとって後味の悪い試合になりかねなかったが、試合終了間際にドラマが待っていた。相手ゴールキックからの流れ球をDFサンチェスがダイレクトで縦パス。このボールを相手DFがキックミス。FW孫興民がこれを見逃さずボールを拾って猛烈なダッシュで一気にゴール前へ。最後も冷静に右足でゴールへと流し込み決勝点。チームは暫定ながら4位チェルシーとの勝ち点差を「1」に縮めた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年2月16日のニュース