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先発も…C大阪・西川 17歳最後の一戦で開幕弾狙う!!

[ 2020年2月16日 05:30 ]

プロ初戦、開幕弾の期待がかかるC大阪・西川(撮影・後藤 正志)
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 Jリーグは16日、ルヴァン杯1次リーグで新たなシーズンの開幕を迎える。C大阪は15日、松本戦(ヤンマー)に向けて大阪市此花区で非公開調整。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(62)は、高卒ルーキーのMF西川潤(17)のメンバー入りを明言した。スペイン1部バルセロナも注目するレフティーが、プロとしての初戦、そして17歳最後の一戦で開幕弾を狙う。

 
 日本のみならず世界も注目する17歳が、新シーズンの初戦からメンバー入りすることになった。松本戦に向けた練習後、ロティーナ監督は「去年のカップ戦はリーグ戦でプレーしていない選手が出ていた。ただ、明日はリーグ戦のスタートと似た構成になる」と明言。ほぼベストメンバーで臨む方針を示した上で、21歳以下の選手を先発に含めなければならない規定について聞かれると、西川と瀬古のメンバー入りを明かした。

 「歩夢(瀬古)と潤(西川)のうち、どちらかが(先発で)プレーする。(18人のメンバーには)2人とも入っている」

 特別指定選手だった昨季にルヴァン杯に出場しているとはいえ、この松本戦が西川にとってはプロ初戦。今月21日には誕生日を控え、17歳として臨む最後の一戦でもある。

 名門バルセロナも触手を伸ばすアタッカーに関して「高校の試合とJ1ではリズムが大きく違う。少しずつ適応していく必要がある」と指揮官。慎重な姿勢を示す一方で「潤は素晴らしいものを持っている」と能力を高く評価している。この日、取材対応のなかった西川自身も「試合に出るチャンスがあれば結果を残したい」と話しており、開幕に向けて準備は進めてきた。

 今季の目標に掲げるC大阪での定位置獲得、そして飛び級での東京五輪出場を叶えるためには、目に見える結果が必須。まだ桐光学園の卒業式も済んでいないルーキーが、プロデビューの瞬間に備える。
 
 《藤田、開幕アウト》右太腿を痛めて離脱している元日本代表MF藤田に関して、ロティーナ監督は「重傷ではないが、リーグ戦(の開幕)には間に合わないと思う」と見通しを明かした。ボランチの代役候補となるのは、奧埜や木本、新加入のルーカス・ミネイロら。また、体調不良で離脱中の元韓国代表GK金鎮鉉キムジンヒョンについては「(リーグ開幕戦の)大分戦に間に合ってくれれば」と早期復帰を期待した。

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2020年2月16日のニュース