×

札幌FW武蔵、ホーム開幕弾の誓い!初主催のサッカー教室で子供たち59人に約束

[ 2019年12月28日 23:21 ]

子供たちと触れ合った日本代表コンビ、鈴木と菅(右)
Photo By スポニチ

 コンサドーレ札幌の日本代表FW鈴木武蔵(25)が28日、札幌市内の札幌サッカーアミューズメントパーク屋内競技場で小学1、2年生を中心とした子供たち59人を対象に「MUSASHI CUP」(主催・北海道、共催・(株)CoCoshine、協賛・(株)エリオクリエイト他、協力・(公財)北海道サッカー協会、北海道コンサドーレ札幌、北海道オール・オリンピアンズ)を開催した。サッカー教室、チーム対抗トーナメント、トークショーの3部構成。自身が初めて主催者となり北海道への恩返しを果たした。

 移籍1年目を戦い終えた札幌で、熱い思いで主催イベントを成し遂げた。賛同したFW菅、MF荒野、MF深井も参加。子供たちと一緒に楽しみ汗を流した鈴木は「北海道に何か恩返しがしたかった。充実した時間を過ごせたし、少しでも明るい話題が広まれば」と笑顔で話した。

 秋に北海道庁を訪れ、直談判で開催にこぎつけた。鈴木がプロになる前から続く差別的な言動と戦い、母親に女手一つで育てられたことも大きな動機。11月26日には札幌市内の児童養護施設「柏葉荘」を電撃訪問し、家族と離れて暮らす子供たちに「次は一緒にボールを蹴ろう」と招待を約束した。同施設から参加した優翔君(9)は「みんな優しくアドバイスしてくれて楽しかった」と、有言実行に感激の様子だった。

 トークショーでは「みんなをホーム開幕戦に招待したい」と太っ腹発言も飛び出した。そんな試合で見せるのは、長崎時代の18年からの3年連続ホーム開幕弾しかない。それは、「今年は13点で終わったし、来年は15点を」と改めて誓った目標への序章ともなる。

 最後には「みんなコンサに入って活躍できる選手になってほしい」とメッセージ。子供たちの心に響く現役日本代表の言葉だった。

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月28日のニュース