×

U22代表、前回反省“追試”の一戦 森保監督「入りから100%で」

[ 2019年12月28日 05:30 ]

ジャマイカ戦に向け、最終調整するU―22日本代表の選手たち
Photo By 共同

 U―22日本代表は、28日にU―22ジャマイカ代表と対戦する。11月のU―22コロンビア代表戦に続く、国内で2試合目となる親善試合。自国開催の東京五輪で金メダル獲得を目指す森保一監督(51)にとって、“追試”の意味を持つ一戦となる。前回の反省を教訓に開始から100%で戦い抜く。

 森保監督の言葉には、二の舞いを避けたいという強い意志が込められていた。「明日は入りから100%で入ってほしい」。記者会見で発言すると、その後の練習前のミーティングでは選手たちに、締めの言葉として伝えた。「開始からアグレッシブに戦っていこう」と。

 失敗を良薬に変える。国内初陣となったコロンビア戦では満員の視線と重圧に押しつぶされ、入りが硬くなった。最後までペースをつかめず完敗。「もっとメンタルを強くしてアグレッシブに戦えるようにならないといけない」と、チームとしての課題が残った。

 自国開催の本番でも「同じような状況になることは十分に考えられる」。だからこそ「メンタル的にスムーズに入れるように、スタッフが雰囲気づくりから本大会のイメージを持ってやれるか」。指揮官自身も反省を生かす。

 そのコロンビア戦で主将を務めた中山を中心に、26日の夕食後に選手ミーティングが開かれた。「今回のメンバーは静か。コミュニケーションを取っていかないといけない」とFW前田。メンバーは大きく入れ替わっているが、選手自身もU―22代表としての殻を破ろうとしている。

 ラグビー日本代表が自国開催のW杯でプレッシャーを力に変えて史上初の決勝トーナメント進出を果たした。その成功例を脳裏に刻み込む指揮官は「サポーターの応援を良い意味で力に変えられるようにしてほしい」と力を込める。チケットは完売。今度こそ最高の入りを目指す。 

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月28日のニュース