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仲川、代表初招集で異例の「背番号10」 森保J「E-1」へ22人発表

[ 2019年12月5日 05:30 ]

横浜・仲川輝人
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 日本協会は4日、国内組で臨む東アジアE―1選手権(10日開幕、韓国)の日本代表22選手を発表した。J1得点ランクで首位タイのMF仲川輝人(27=横浜)が待望の初招集。身長1メートル61はJリーグが発足した93年以降では歴代最小兵となる。20年東京五輪に臨むU―22世代からも12人が招集された。

 歴代で最も“小さなエース”がA代表を席巻する。ハマの韋駄天(いだてん)、仲川が待望の初招集となった。現在出場5戦連発中で、15得点はリーグ首位タイ、8アシストは同2位と成績は文句なし。森保監督は「まず得点という部分で代表にふさわしい活躍をしている。これから先の日本代表の戦力となりうる可能性を秘めている」と大きな期待を込めた。

 身長1メートル61。Jリーグ発足以後、A代表では歴代最小兵となるが、肉体には高性能なターボを搭載。「自分の特長は一瞬で裏を取る速さ、相手の背後を狙うことでチャンスになる。そういった部分を出しつつドリブルも見せたい」。主戦場は右サイド。欧州組に目を向ければ堂安、伊東らが務めるが、スピードと突破力では引けを取らない。

 27歳での春には「やっと…という感じかな」と笑う。日本代表の試合も大半はチェック済み。3月のコロンビア戦も自身がプレーすることをイメージしながら見た。「フィジカル面の差はあったが、当たられないように相手との距離を取る動きだしとか、後ろのスペースに走るとか…。自分は通用するかなと思う」。準備はできている。

 国内組での編成とはいえ初招集で背番号10は14年9月の森岡亮太以来。異例の抜てきと言える。「出し手、受け手の関係もあるし、自分の特徴を理解してもらえたら。積極的にコミュニケーションを取れれば」。7日のFC東京戦では15年ぶりVに王手をかけておりMVPの最有力候補とされる。国内で最も危険な男が満を持して韓国に乗り込む。

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2019年12月5日のニュース