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松本FW永井“希望のゴール”決める!J1残留へ勝って最終節につなぐ

[ 2019年11月30日 05:30 ]

明治安田生命J1第33節   松本―G大阪 ( 2019年11月30日    パナスタ )

G大阪戦での得点を誓う松本FW永井
Photo By スポニチ

 J1で降格圏の17位に沈む松本山雅は30日、敵地で9位のG大阪と対戦する。FW永井龍(28)は残留へ望みをつなぐ得点を狙う。C大阪ユース育ちのストライカーはかつてのライバルとの一戦に並々ならぬ決意で臨む。勝てば12月7日の最終節に行われる16位・湘南との直接対決に望みをつなぐことができる大事な局面で結果を残す。

 この一戦の重要性を永井も理解している。チーム19得点はリーグワースト。チーム得点王の永井でさえ3得点にとどまる。「ここのところ勝てていないのはFWの責任。自分が決めていれば勝ったり引き分けたりできている試合もある」と訴える。得点と勝利への期待を一身に背負う。

 得点は奪えていないが、過度にプレッシャーをかけることはしない。「(残り2試合で)勝ち点6を取るしかない。降格したくない」と崖っ縁の状況は理解している。それでも「メンタルは良い状態。背負い過ぎてもいない。自分を信じてプレーできれば点を取れる」と強調。落ち着いた精神状態で臨むことで決定機をものにする。

 練習で出た課題はすぐに修正する。26日の練習後、ペナルティーエリア外でDFと1対1の状況。相手をかわしてのシュート練習を繰り返した。実戦形式ではDFの裏に抜け出して得点を挙げたものの「イメージを良くするだけ。ゴールを決めたけど、もう2点は取れた」と全ての好機を生かせなかったことを反省しての居残り練習だった。少ない好機を生かせればG大阪戦でも勝機が見えてくる。

 MF町田の復帰も追い風となる。以前から互いに相性の良さを強調していた。永井も復帰を喜び「一緒にやれるのは楽しみ」と期待感をにじませた。残留へ向けて結果は必須。「どういう形でも点を取る。前を向いたら仕掛けてシュートを打つ。弱気になったら点は取れない」。これまで以上に強い気持ちで右足に力を込める。

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2019年11月30日のニュース