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清水MF西沢 自力残留決める!クラブ新人最多タイ8発目へ意欲「少しでも貢献できれば」

[ 2019年11月30日 05:30 ]

明治安田生命J1第33節   清水―C大阪 ( 2019年11月30日    ヤンマー )

残留を決める得点を誓った清水MF西沢
Photo By スポニチ

 15位の清水は30日、J1残留を懸けてアウェーでC大阪戦に臨む。勝てば無条件で残留が決まる一戦で、MF西沢健太(23)が6戦ぶりの得点で残留を決める。

 J1残留へ、チーム日本人最多7得点の西沢が再び宝刀を抜く。リーグ5戦得点から遠ざかっている中、「少し吹っ切れている部分はある。残留へ少しでもチームに貢献できれば」と今季8点目で白星を呼び込む。

 左サイドから切れ込み、右足でカーブのかかった鋭いシュートを放つのが“十八番”。ただ「アプローチの速さが変わった。(左サイドで)ボールを持つとコースを消されることを感じる」と第30節・磐田戦、前々節・仙台戦と2戦連続シュート0に封じられるなど相手から警戒されていることは承知の上だ。

 秘策はある。「警戒されたからといってシュートチャンスが消えるわけではない。いろんな布石を打って打開できれば」。縦への突破や、周囲とのパス交換から相手守備網をこじ開ける構え。あと1得点で06年のMF藤本淳吾(現J2京都)に並ぶクラブ新人最多記録「8」となるだけに期待は大きい。

 対C大阪は直近5戦で3勝1分け1敗と好相性も追い風となる。「楽しみな部分もある。点を取るチャンスがあればどんどん狙っていきたい」と自身初対決へ胸を躍らせる。

 勝てば自力で残留。負けても16位・湘南が敗れ、17位・松本が引き分け以下なら残留が確定する。篠田監督は「勝ち点を積まないことには始まらない。状況に応じてやっていく」と引き分けも辞さない構えを見せたが、「もう勝つしかない」と西沢は短い言葉に覚悟をにじませる。

 他力でなく自力で残留を決めるため。ルーキーが“西沢ゾーン”からネットを揺らし、チームに光をもたらす。
 
 ≪サウサンプトン関係者ら視察≫清水が業務提携を結ぶイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンとタイのポリス・テロの関係者がこのほど来日し、練習を視察した。両クラブは今後、選手の派遣や下部組織の交流試合などを行っていく予定。篠田監督と対談したポリス・テロのタンヤGMは「いずれはチャナティップ(札幌)のような有望な若手を紹介できれば」と明かした。

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2019年11月30日のニュース