湘南　11試合ぶりの勝利で自動降格回避　最終節の結果次第ではプレーオフ回避も

明治安田生命J1第33節第1日   湘南1―0広島 （ 2019年11月30日    BMWスタジアム平塚 ）

　湘南が8月11日の磐田戦以来11試合ぶりの勝利を収め、自動降格がなくなった。最終戦の松本戦の結果次第でJ2とのプレーオフ回避の可能性も出てきた。

　チュウ・キジェ前監督がパワハラで指揮を自粛した後、初めての勝ち点3に浮嶋敏監督（52）は「ホーム最終戦でプレッシャーがかかる中で選手は勇敢に戦ってくれた。いまの状況で、勝ち点3以上だと思う。ゲームはプラン通りに進んだ。前半もっと点を取りたかったが、決定機はあったが2点目が取れなかった」と振り返った。

　前半9分に山田直輝（29）が左からクロスを入れると相手選手に当たってOG。前節FC東京戦では終了間際に追いつかれて引き分けたが、この日は逃げ切れた。浮嶋監督は「FC東京戦もロスタイムが5分だったが、また5分かと思ったが乗り越えられた。僕の勝利というより、苦しい状況でチーム全体で勝てて良かった」とホッとした様子。最終戦は松本との対戦だが、勝てば他の試合結果次第でプレーオフ回避の可能性も。大野和成主将（30）も試合後のあいさつでサポーターに「J1を決めてあいさつしたかったが、大事な試合が続くので松本戦も精いっぱい頑張りたい」と勝利を約束した。