仲川 横浜15年ぶりVへ「恩返し」弾を!大学で大ケガ…獲得してくれた感謝をプレーで

[ 2019年11月30日 05:30 ]

金髪を短く整えた髪型で、練習後取材に応じる横浜の仲川
Photo By 共同

 明治安田生命J1リーグ第33節は30日に各地で9試合が行われる。首位の横浜は川崎Fに勝って、2位のFC東京が浦和に敗れれば15年ぶり4度目の優勝が決まる。敵地での“神奈川ダービー”を前に、出場4試合連続ゴール中のFW仲川輝人(27)は、自身のゴールでチームを優勝に導くと宣言。ユース時代を過ごした古巣との一戦で、ハマの韋駄天(いだてん)が主役になる。

 強い決意の表れか、金髪を短く整えた仲川が秘めた思いを口にした。「自分がゴールを決めて優勝することが一番の恩返しになると思う。それを自分の力で成し遂げたい」。ユース時代を過ごした古巣に勝てば、優勝が決まる可能性のある大一番。クラブの新たな歴史に名を刻む準備は整った。

 出場4戦連発中。「ゾーンに入っている」と自覚する。例に挙げたのは9日の札幌戦での“50メートル独走弾”だ。前半23分、センターサークル付近でボールを奪うと一気に加速。追いすがる3人を置き去りにし、最後はGKをかわして無人のゴールに流し込んだ。「相手の動きがゆっくり見えた。今は全部がイメージ通りにいくようなフィーリングになっている」と語る。今季積み上げた14得点8アシストを合わせると22。シーズン前に掲げた「ゴールとアシストを合わせて背番号の23」という目標到達へあと「1」と迫っている。

 忘れられない光景がある。チームは13年にも2節を残し首位に立っていたが、新潟戦、最終節川崎F戦と連敗してV逸。専大3年だった仲川は等々力でスタンドから観戦し、サポーターや中村俊輔(現J2横浜FC)が泣き崩れる姿を客席から見た。「川崎を超えなければ王者になれない」と期する重みを口にする。

 専大4年時には右膝に大ケガを負ったが、それでも獲得してくれた横浜に恩を返す時が来た。「困難な道が待ち構えているが、それを乗り越えないといけない。残り2つとも勝って、気持ちよく王者になりたい」。王者・川崎Fを超えた先に悲願が待っている。

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