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本田、フィテッセ初陣完敗も“圭佑節”で再建へ強気「1週間くれ!」

[ 2019年11月26日 05:30 ]

オランダ1部   フィテッセ0-2スパルタ ( 2019年11月24日 )

スパルタ戦で先発デビューしたフィテッセの本田(右)
Photo By 共同

 オランダ1部リーグのフィテッセに加入した元日本代表MF本田圭佑(33)が24日、敵地でのスパルタ戦に先発し、新天地デビューを果たした。後半11分には惜しいシュートも放つなど同36分までプレーしたが、得点には絡めず。メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)時代以来、半年ぶりの公式戦は0―2で完敗。チームは4連敗となったが“本田節”で再建に自信を見せた。

 最大の見せ場は1点を追う後半11分に訪れた。ペナルティーエリア内で、年齢と同じ背番号33をつけた本田が丁寧に宝刀の左足を振る。だが相手GKの好セーブに遭い、得点ならず。「ビッグチャンスがあったので決めるべきだった。ディテールの部分でミスをしたのかもしれない」。半年ぶりの公式戦を振り返った。

 序盤は低い位置まで下がるシーンが目立った。FK、CKのキッカーも務めたが、周囲との呼吸はまだ不完全。救世主として期待されたが、チームは4連敗と悪い流れを止められなかった。試合後は「どうすれば改善できるか考えないと。それが自分がここにいる理由。まだプロジェクトは始まったばかり。状況を変える自信はある」と話した。

 もちろん、たった1試合で悲観する男ではない。半年ぶりの公式戦で後半36分までプレー。「90分プレーすることはできた。(走行距離も)データ上はいい数字が出ていると思う」と話した。スルツキ監督は、CSKAモスクワ時代の恩師でもある。今後は指揮官のアシスタント的な役割を担っていく方針も明かした。

 来年の東京五輪にOA枠で出場するという壮大な夢を描く。そのためにはフィテッセを立て直し、圧倒的な活躍を見せる必要がある。新天地に合流して約1週間。「どうやってチームの力になれるかは分かっている。自分は神ではない。できることに集中したい。1週間くれ!問題を解決していきたい」。その目はギラついていた。

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