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引退発表のビジャ「今年になって“決断の時期だ”と」「ファンいなければ活躍はなかった」

[ 2019年11月13日 15:02 ]

<ビジャ引退会見>会見で今季限りでの引退を表明したビジャ(撮影・後藤 正志)
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 神戸の元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)が13日、今季限りでの現役引退を表明した。同日、神戸市内のホテルで三木谷浩史会長とともに会見を行った。

 冒頭、「今シーズン限りでプロとしてのキャリアに終止符を打とうと、引退を決意しましたという発表をするためにこの場を設けていただきました」とあいさつ。引退は家族や周囲と話し合って決めたものとし、「サッカーに引退をさせられるのではなく、自分の意思で引退したいと。そういう意味で周りと話し、今がそのタイミングと考えて決断した」と説明した。

 主な一問一答は以下の通り。

 ――引退を考えた時期は?

 「引退は長年考えてきた。33歳、34歳…ケガで引退を余儀なくされる可能性はあった。ケガがいつ訪れるか分からない状況下、引退を決断する難しさは感じていたが、少しずつ周りと話し合って、タイミングを計っていた。契約は1年ごとに結んでいて、終わったら続けるモチベーションがあるか考えた。今年になって“決断の時期だ”と思った」。

 ――日本サッカーへの提言。

 「事前のイメージは持っていなかったが、日本サッカーのレベルの高さには良い意味で驚いた。若くて才能ある選手が沢山いた。レベルとして素晴らしかった。最後の1年をここでプレーできたのは喜び。世界にもたらせるポテンシャルは、まだまだ持っている」。

 ――日本のファンへのメッセージを。

 「サッカー選手にとって、ピッチに出て、注目集める存在だが、ファンがいなければ成り立たない。ファンに大切にされてきた。チームにいる間だけではなく、チームを出た後でも元いたファンがリスペクトしてくれた。感銘を受けてきた。自分の活躍はファンがいなければなかった」。

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