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神戸FWビジャ 今季限りでの引退発表「プロとしてのキャリアに終止符」

[ 2019年11月13日 14:03 ]

<ビジャ引退会見>引退会見するビジャ(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 神戸の元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)が13日、今季限りでの現役引退を表明した。同日、神戸市内のホテルで三木谷浩史会長とともに会見を行った。ビジャは今季、ニューヨーク・シティから神戸に加入。リーグ26試合出場で得点ランキング5位タイの12得点を挙げている。

 三木谷浩史会長と会見場に現れたビジャは冒頭のあいさつで「今シーズン限りでプロとしてのキャリアに終止符を打とうと、引退を決意しましたという発表をするためにこの場を設けていただきました」と語った。

 今回の決断については「長く考えてきたことで、家族や周りと話し合って決めたもの」と説明。今季これまでのプレーについては「ゴールも決められている」と納得しているとしたが「ずっと思ってきたのは、サッカーに引退をさせられるのではなく、自分の意思で引退したいと。そういう意味で周りと話し、今がそのタイミングと考えて決断した」とした。

 神戸をはじめ、これまで所属してきたクラブへの感謝も述べたほか、スペイン代表としての日々にも言及。「スペイン代表の赤いユニホームを着ることが大きな夢で、そこで長年、代表のキャップを積み重ね、ワールドカップやクラブカップのタイトルも獲ることができた。サッカー選手としてこれ以上ないキャリアになった」と振り返った。

 今後は自身がオーナーを務める「クイーンズボロFC」のプロジェクトに集中することが予想される。同クラブは21年シーズンからメジャーリーグサッカー(MLS)2部に相当する「ユナイテッド・サッカーリーグ(USL)」に参入することが決定している。ビジャは「将来については恐れていることはない。ピッチ以外で、サッカー界に貢献を続けたい」と力を込めた。

 スポルティング・ヒホン(スペイン)でプロデビュー。同国の名門であるバルセロナやアトレチコ・マドリーなどで活躍した。スペイン代表としては05年2月9日のサンマリノ戦でデビュー。同国歴代最多得点記録を持っている。08年の欧州選手権、10年の南アW杯ではともに得点王に輝き、同国の優勝に貢献した。

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