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浦和、2年ぶりACL決勝進出!興梠アウェー弾で鬼門突破 3度目頂点へ決勝でアルヒラルと再戦へ

[ 2019年10月23日 22:52 ]

<浦和・広州恒大>後半、先制ゴールを決め駆けだす浦和・興梠
Photo By 共同

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦が23日、中国・広州で行われ、浦和がFW興梠慎三(33)のゴールで広州恒大(中国)に1―0で勝利し、2戦合計3―0で決勝進出を果たした。2大会ぶり3度目の頂点を目指し、決勝(11月9、24日)でアルヒラル(サウジアラビア)と対戦する。

 ホームでの第1戦を2―0で先勝した浦和。スタンドは広州サポーターで真っ赤に染まった“完全アウェー”の雰囲気の中、浦和は前半立ち上がりから広州の猛攻を受ける展開となった。勝利へ2点以上が必要な広州はMFタリスカを中心に強烈なシュートで浦和ゴールを脅かすも、GK西川が再三の好セーブを披露。同37分にはタリスカのシュートが左ポストを直撃する場面もあったが、0―0で前半を折り返した。

 すると後半5分、浦和に大きな先制点が生まれる。MF橋岡が右サイドから中央へクロスを入れると、ペナルティーエリア内でFW興梠が相手選手の背後から打点の高いヘディングシュート。興梠が自らのACL日本人最多得点記録を更新する大会通算26点目を挙げ、2戦合計3―0とした。

 貴重なアウェーゴールを手にした浦和は最後まで集中を切らさずに広州の攻撃をしのぎ、そのまま1―0で勝利。日本勢は過去、ACL決勝トーナメントで“広州の壁”を突破したことがなく、12年のFC東京、13年の柏、14年C大阪、15年柏、G大阪、17年鹿島、19年鹿島と7連敗中だったが、浦和が鬼門を突破。また、クラブとしても対中国勢アウェー8戦未勝利(5分け3敗)だったが、“負のデータ”をまとめてはね返して決勝に駒を進めた。

 決勝の相手はアルヒラル。17年決勝と同カードとなったが、同年は浦和が2戦合計2―1で制して2度目のACL制覇を成し遂げている。

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