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堂安 代表右サイド譲らん!志願の早期帰国で闘志

[ 2019年9月3日 05:30 ]

<サッカー日本代表練習>ヒールキックでパスを出す堂安(撮影・西海健太郎)
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 日本代表は2日、親善試合パラグアイ戦と22年W杯カタール大会アジア2次予選ミャンマー戦に向けた合宿を茨城県鹿嶋市内でスタートさせた。この日は13人で始動。オランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したばかりのMF堂安律(21)は、決意の早期合流。スペインデビューを果たした久保と争う右サイドのポジションを死守することを明言し、パラグアイ戦で目に見える結果を残す。 日本代表メンバー  日程&結果

 決意の表れだった。当初は3日の予定だった帰国の予定を、1日前倒しして2日午前中に変更。堂安は「自分のアイデアだった」とし「手続きが済まずに(1日の試合に)出られない状況だったので。1日でも早い帰国をさせてもらう判断をして、監督にも理解してもらった」と志願の早期帰国だったことを明らかにした。

 自身初となるW杯アジア予選。厳しい戦いになるのは分かっている。右サイドにはMF久保やMF伊東ら強力なライバルがいる。国際Aマッチではアジア杯のベトナム戦以降、6試合連続で得点がないが「PSVでも代表でもライバルはいる。自分がやるだけなんで」と意に介さない。「右サイドは今、僕が勝負する場所だと思っている」と万全のコンディションを整えて、パラグアイ戦でライバルに差をつける。

 もちろん、久保との競演にも自信を示す。6月の親善試合エルサルバドル戦では23分間とはいえ堂安が右、久保がトップ下に入る戦術も試した。その時は2人が右サイドに片寄り停滞するシーンもあったが「僕はトップ下もできる。彼が右サイドに流れれば、僕が中央に入れば良い」とイメージも膨らませた。

 「きれいじゃなくていい。どんな形でも得点を決めることが大事」。まずはパラグアイ戦。今日合流する久保より先に、W杯予選へ弾みとなるゴールを決めてみせる。

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