×

レアル久保、10分出場3本シュート ラスト打ちまくり!沸きまくり!

[ 2019年8月1日 05:30 ]

アウディ杯準決勝   Rマドリード0―1トットナム ( 2019年7月30日    ドイツ・ミュンヘン )

<Rマドリード・トットナム>Rマドリード・久保(左)はシュートを放つがDFに阻まれる(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 レアル・マドリード(スペイン)の日本代表MF久保建英(18)がわずか10分の出場時間ながらシュートを打ちまくった。7月30日、ドイツ・ミュンヘンで行われた親善大会アウディ杯準決勝のトットナム(イングランド)戦に1点を追う後半35分から右MFで途中出場。移籍後初得点はならなかったが、トップチーム出場3試合で自己最多となる3本のシュートを放ち、スペインメディアから高い評価を受けた。チームは0―1で敗れた。

 米国遠征と合わせてトップチームに参加4試合目。久保は試合後の取材エリアにブラジル代表DFマルセロと談笑しながら登場した。報道陣へ軽く会釈をしただけでコメントはしなかったが、加入したばかりの名門の一員としてすっかり溶け込んだ様子だった。

 ピッチ上ではトップチーム生き残りへ、約10分という短い出場時間の中で猛アピールした。出場直後に左へのダイレクトパスが長すぎてつながらず、その後中央でボールを奪われても積極性は失わなかった。後半39分に相手1人をかわし左足で強烈なミドルシュート。1分後にこぼれ球を右足ダイレクトで狙った。42分には右から1人をかわして切り込み左足シュート。切れのある個人技で局面を打開し、果敢に初ゴールを狙った。

 スペインメディアにまた高い評価を受けた。マルカ紙は「久保にとって10分は、他の選手を超える活躍をするのに十分な時間だった」と評し、同紙電子版の読者投票による評価ではGKナバスに次ぐチーム2位にランクされた。アス紙は「久保はわずかな出場チャンスを生かした。3本のシュートを放ち、ゴール前で電撃的なプレーを披露した」、ムンド・デポルティボ紙は「久保は“レボリューション(革命)”。試合の最後に交代出場しチームに意欲とさらなるスピードを与えた」とそれぞれ絶賛された。

 チームは0―1で敗れ、プレシーズン4試合で1分け(PK戦は勝利)3敗。マルカ紙が「開幕まで18日。目覚めなければ」と批判的に報じるなど状態が上がってこない“白い巨人”の中で、Bチームからトップチームに合流している18歳が明るい話題を提供していることは確かだ。

続きを表示

この記事のフォト

2019年8月1日のニュース