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J1神戸・三浦SD 「バルサ化」&「ACL」の目標、変更せず 巻き返しに自信

[ 2019年6月11日 13:35 ]

取材応対する神戸の三浦SD
Photo By スポニチ

 J1神戸の三浦淳寛スポーツダイレクター(SD、44)が11日、新体制発足後初めて取材応対した。8日に吉田孝行監督(42)の退任と、ドイツ人指揮官のトルステン・フィンク新監督(51)の就任を発表。苦しい表情を浮かべつつ「バルセロナ化」のクラブポリシーも、今季の目標に掲げる「アジア・チャンピオンズリーグ出場権獲得」も変えないことを強調した。

 「ドイツ人だからサッカーのスタイルが変わるとかはない。バルサ化とはバルサのようなポゼッションサッカーを展開して、より攻撃的なサッカーを目指すこと。そもそもミケルスが志向したものをクライフが体現した」

 “トータルフットボール”と呼ばれる戦術で近代サッカーの礎を築いたリヌス・ミケルス氏と、そのミケルス氏の指導を受けて現在のバルセロナの攻撃サッカーを確立させたヨハン・クライフ氏。2人のオランダ人の名前を挙げながら国籍は不問と一蹴した。フィンク新監督とは「話の中で目指すスタイルが合致した」とし「我々のプロジェクトに共感してもらった。より攻撃的なサッカーをしながら得点の取り方やカウンターの対応をしっかり話したい」とバルサ化は継続する方針だ。

 また現在リーグ13位。J1残留が現実的な目標となるはずだが「そこ(下方修正は)は一切考えていない。一つ一つ勝って、目標に向かっていく」と巻き返しに自信を見せた。フィンク新監督は就労ビザが整い次第で指揮を執る予定で、早ければ15日のFC東京戦が初陣となる。

 ちなみに吉田体制継続発言の意味については「(フィンクと)手続き、契約するかどうか分からなかった。上手くいかなかったらタカ(吉田孝行)にお願いするしかなかった」と釈明した。

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2019年6月11日のニュース