6年ぶり宮城で代表戦 久保衝撃デビューの陰で達成していた“史上初の快挙”とは…

[ 2019年6月11日 17:50 ]

<日本・エルサルバドル>試合終了後、写真撮影をオフィシャルカメラマンにお願いされた久保(中)はサムアップポーズ(撮影・西海健太郎)
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 MF久保建英(18)の衝撃A代表デビューに沸いた9日のキリン杯・エルサルバドル戦。決戦地の舞台となった「宮城ひとめぼれスタジアム」には、19時キックオフの数時間前から多くのファンが集まっていた。日本サッカー協会(JFA)が事前に準備したイベントに参加するためだ。

 行われたイベントは主に2つ。1つは、身体に装着した特定の機器やコンピュータにより合成した映像&音響などの効果により、仮想空間にいるような体験ができるVR体験。「The Blue―勝利に向けた日本代表戦の舞台裏―」と題された今回は、3月22日に開催されたキリン杯・コロンビア戦の際に撮影した特別映像を使用。スタジアム外の特別ブースで通常は公開されることのない代表戦士が試合に臨む姿を始め、チームバスの中、ピッチでのウォーミングアップの様子、スタジアムへの入場シーンなどVRによる選手目線の新しい応援体験が提供された。

 またスタジアム横の補助競技場では、キックターゲット、サッカーゴルフ、ドリブルチャレンジなど多くのアトラクションが用意された「フットボールパーク」も開催。元日本代表GKとのPKチャレンジでは、本並健治、都築龍太の両氏が数時間に渡って子どもたちのキックを受け続ける姿が見られた。

 実はこの試合前のイベント開催、約6年ぶりの代表戦開催となった地元・宮城の方々によりサッカーを知って楽しんでもらいたいという目的のほか、スタジアム付近の車の渋滞を緩和するというもうひとつの狙いもあったという。それもそのはず。同スタジアムで行われた大イベントでは過去、電車などのアクセスの関係もあり、常にスタジアム周辺は車の大渋滞が巻き起こっていたという。当然タクシーの台数にも限りがあり、昨年9月に行われた乃木坂46のコンサートではそれこそ、徒歩で何時間もかけて仙台まで帰ったファンもいたという。

 JFA関係者によれば、今回のイベントには子ども連れの多くの家族が参加。大盛況のうちに終わり、宮城県サッカー協会、宮城県警らの協力もあり、懸念していた渋滞も「宮城ひとめぼれスタジアムでの大イベント開催史上初の渋滞なし」という快挙を達成したという。

 思い返せば、昨年11月16日に大分で開催されたベネズエラ戦では、試合前にチームバスが大渋滞に巻き込まれ到着がキックオフ直前になるという事態も発生したが、今回はチームバスもスムーズにスタジアム入りした。こういった裏方の努力もあり“興業”が成り立っていることを改めて知る良い機会となった。(垣内 一之)

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